その1) 相談を受ける時に「何を」見るかによって、「解決のスピード」は断然変わるのです。

 

「相談」には、「解決」するまでの「流れ」があります。 

 

それは、 

 「相談内容を話す」→「アドバイスを受ける」→「行動する」→「問題が解決する」 

 という「流れ」です。 

 

 

「相談」を受けた時に、相談された人(援助者)は どうしても「相談内容」に意識を集中してしまい、 

 大切なことを見逃してしまうことがあります。 

 

 

「相談」を受ける時に 大切なこと。 

 それは「相手がどれだけ行動したか」をみることです。 

 

 

「相談」が「解決する」までの流れの中で、一番重要なのが「行動する」ということです。 

 

 どんなに的確なアドバイスを受けたところで、その人が『次の行動』を起こさなければ 

問題が解決することはありません。 

  

「解決してほしい」と「解決したい」の間には、 実はとても大きな「差」があるのです。 

 

 

私は、相談をお受けする際に、メモを取れる場合には、ノートを3分割してメモしています。 

 「出来事」「思い」「行動」 の3つです。 

 

 「こんなことがあった。」という事実としての「出来事」や 

 「私はこんな気持ちだった」「こうなってほしい」という「思い」 

  

そして、もっとも大切な

「私は、だからこうした、ここに行った」などの「行動」

 

もちろん、この「相談にいらしたこと」も「行動」です。

 

その3つを分けてメモしています。

 

 

相談の後に、メモを見て その「行動」に関する項目の数をみると

相談者が 誰かに「解決して欲しい」のか「解決したい」のかが わかるのです。

 

 

「誰かに解決して欲しい」人は、 「思い」の数が多く、

「解決したい」人は 、圧倒的に「行動」の数が多く見られます。

 

 

まちがってはいけないのは、「行動した」のか「行動しなかった」のか

そこで、その人の「良し悪し」をつけるために「確認する」のではないのです。

 

 

どうしたら、「問題を解決する」ことができるか

そのヒントが 実はそこには 隠れているのです。      (げんき)

 

 


≪問題解決力がアップするポイント その1≫

 

相手の「相談内容」よりも自分自身の「相談の受け方」に目をむけることが大切なのです。(げんき)