「自分自身のことを どれだけ話せるか」
これは
人の前で 「自己紹介」をしたり 何か「自分の話をしたりすること」ではありません。
「自分自身をどれだけ 理解しているか」 ということです。
他の人に対して 自分自身のことを どれだけ 正確に伝えられるか なのです。
誰もが 自分では 自分のことを よく分かっていると 思っています。
もちろん、 自分の考え方や 行動、感情の動きは 一番理解しているでしょう。
でも それは 自分自身が「自分」に対して感じている「イメージ」であり
それが そのまま 誰か 第三者の「イメージ」というわけでは ないのです。
「自分自身を知る」というのは
単に 自分の長所や短所を知るということではなく
人との関係の中で 「本来の自分がどのように変化していくか」を理解している状態なのです。
対人援助職につくと
相手の悲しみや不安な感情に飲み込まれてしまうことも あります。
相手の感情に影響を受けて 冷静な判断ができなくなることも あるのです。
そういう状況の際に 「自分は きっと こうなるにちがいない」
「見えない自分を 理解すること」
それは 目の前にいる人を援助する上で もっとも大切な「能力」なのかもしれません。
(げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その10≫
「反省する」ことも大切ですが、
それよりも「自分の弱点」に気づいたことを評価してあげましょう(げんき)