その15) 「わかる わかる」という返事は 「わかっていない」のです。

 

相談をお受けする中で、相手の話を聴いていると 

 

「うん、わかる わかる  それ つらいですよね」 

 

「わかるわかる それ ・・・・」  

 

と つい言ってしまうことが 誰でも きっと あるはずです。 

 

 

 

 

「わかるわかる」 

 

 

実は これは まだ「相手の気持ち」を わかった状態ではないのです。 

 

 

相手の話を聞いていると 

自分自身も 同じ体験をしたことが思い出されることがあります。 

 

その時に 脳が瞬時に 自分の過去のデータと照らし合わせ 

 

「わかるわかる」と反応してしまったのです。 

 

わかったのは  「自分の体験」と「自分の感情」なのです。 

 

 

「わかるわかる」と言った瞬間から 脳は 自分の体験を話そうとしはじめます。 

 

「それって こんな気持ちになるよね」 

 

相手の体験と自分の体験は 同じだよと伝えたい欲求が起こってくるのです。 

 

 

実は この状態は 「共感」している状態ではありません。 

 

 

 

 

 

「共感」している状態 

 

 

それは もっと聴きたくなるのです。

もっと 知りたくなるのです。

 

ただ、うなづくしかできなくなってしまうのです。

 

もちろん それが 以前 自分も体験したできごと かもしれません。

 

でも それが 相手にとって どれだけつらい気持ちなのかを 知りたい。

自分の経験とは きっと違うのだ  そんな気持ちになるのです。

 

 

「共感」とは 

 

相手の気持ちが もっと知りたくなり 

 

そして 相手の気持ちというのは 自分の気持ちとは 違うのだと 感じることなのです。

 

 

人の気持ち

 

どんなに同じような状況、同じ場面であっても

 

 

同じものは ないのです。   (げんき)

 

 

 ≪問題解決力がアップするポイント その15≫

「共感」とは 「同感」ではありません。

本当は 『相手との違い』を感じることなのです。(げんき)