傾聴して 受容しながら 相手の話や想いをしっかりと 受止めたあと
相談者に対して 声をかけたり 話をするときに
常に こころがけて おきたいことが あります。
それは 「こころで 話す」ということ です。
相手の話を聴きながら
頭の中が こんな風に 流れていませんか?
「なるほど、あっつ そうなんだ」
「あっ これ 言おう」
頭の中で 相手には聞こえない『みえない自分』の声が
次に話すことを考えていませんか?
相手の話を聴きながら 自分の番がきたら
これを話そうと 考えていると
あなたの第一声は、 「頭で考える言葉」になります。
その言葉は 真っ先に 相手の「頭」に入ります。
そして 相手も 「頭」で考え、理解しようとします。
そうした話し方が有効な場合もありますが、
だいたいの場合、最終的には こころに届くことは ありません。
「頭」から 入ると 「こころ」には、届きにくくなるのです。
もっとも理想的な形
それは
「こころ」で感じて 「頭」で理解させる 「話し方」 です。
人は 最初に「こころ」で感じて そのあとで 「頭」で理解するのです。
そのためには
まず 頭で考えさせるのではなく こころで感じてもらう話し方をする必要があります。
相談者の話をしっかり、傾聴し 受容していても
そのあとの 第一声が
「頭」で考えさせる 「言葉」だとしたら
とても もったいない 話し方になってしまいます。
相手は こころを開いて 話をしているのです。
まずは その開いた「こころ」に 「言葉」を届けてあげることが大切です。 (げんき)
≪問題解決力がアップするポイント その27≫
「こころ」に届く言葉とは
相手のこころの中の想いを表現できる「言葉」なのです。(げんき)