その53) 相談者も支援者も 「~すべき」ではなく、「~したい」を大事にすることです。

 

should (~すべき) 

 

want (~したい) 

 

 

中学校の英語で習いましたね。 

 

 

相談にいらっしゃる方は、悩みや不安を抱えています。 

 

そのため 「~すべき」という should的な考え方になっています。 

 

 

『こう あるべき』 という 考え方です。 

 

 

 

実は この考え方 

 

相談者よりも 支援者の方に強く出る傾向があるのです。 

 

 

『普通は こうあるべき』 という 思い込みです。 

 

 

 

『こうあるべき』という考え方を持った 相談者と 

 

『こうあるべき』という考え方を持った 支援者 

 

 

その中で 出てくる答えが 双方が納得できるものに 果たしてなるでしょうか? 

 

 

おそらく どちらかが 妥協することになります。 

 

 

相談支援というのは 

 

 

「~すべき」 という考えの上に行うものでは ありません。 

 

 

 

相談支援 

 

それは 「want (~したい)」の発想の上に行われるもの なのです。

 

 

相談者の「~したい」 「こうなりたい」を受けて

 

支援者は 「~したい」「こうしてあげたい」という考えを伝える。

 

 

そこで はじめて 互いの「want(~ したい)」が叶うのです。

 

 

want の上に行われる「相談支援」は 笑顔や安心があります。

 

 

Should(~すべき)という考えを持って行う「相談支援」には

 

緊張感や硬さが先に立ち そこには 笑顔も余裕もありません。

 

 

 

あなたが 相談するとしたら

 

どちらにお願いしたいですか? どちらが 気持ちよく帰れそうですか?  (げんき)

 


≪問題解決力がアップするポイント その53≫ 

相手の話の内容や話し方から「自分がどう受けているのか」が分かるのです。

相手は、自分の鏡なのです。相手が「~しなければならないんです」と言っているのは

もしかしたら、あなたが そう言わせているのかもしれません。 (げんき)