その75) 相談するまでには 「流れ」があるのです。

 

人が誰かに相談するのには 「流れ」があります。 

 

いきなり 見ず知らずの人に相談することは まず ありません。 

 

 

 

相談するまでの流れ 

 

それは 

 

①「認識」→ ②「相性」→ ③「理解」→ ④「価値」  という流れです。 

 

 

①認識 

 

まずは あなたの存在をしらなければ 始まりません。 

 

②相性 

 

人は直感的に(会ったことがなくても) 相性があうかどうかを判断しています。 

 

相性のあわない人に 相談することは よほどの事がない限りありません。 

 

③理解 

 

相手のことを知って、なんとなく相性もあいそうだと感じ、そして相手のいうことも 

理解できる。「わかるわかる」という感じがある。 

 

④価値 

 

この人に相談したら、問題が解決するかもしれない。解決できなくてもスッキリするかも 

しれないという 「価値」を感じる。 

 

 

相談者自身が 意識することはないのですが 

この4つの流れができているから 相談するのです。 

 

 

 

 

先生が 保護者からの相談をお受けする場合は すでに 相手がどういう人かも 

わかっているので、 この4つの「流れ」は できあがっています。 

 

だから スムースに話も進むはずです。 

 

 

もし、どこかうまくいかないようでしたら この4つのどこかに  

 

相手は「疑問」を持っているのかもしれません。 

 

 

もし、園から紹介を受けたり どこかの機関から紹介されていらっしゃる

 

はじめてのご相談者の場合

 

この流れを飛ばした状態で お会いすることになります。

 

そのため

 

この4つの流れは 会った瞬間から 話し始めて3分以内に できあがります。 

 

 

 

「相談して問題が解決する」とは

 

 

「相談内容に どのように対応するか」 よりも

 

この一瞬のうちに流れる 4つの流れが どれだけスムースであるか

 

の方が  実は重要なのです。

 

 

この流れがスムースであれば あなたのアドバイスも スムースに入っていきます。

 

 

逆に どんなに素晴らしい解決策を あなたが持っていても

 

この流れがスムースでなければ まず 「問題解決」は難しいのです。

 

 

 

「相談」とは

 

 

お会いして 3分以内が 大切 なのです。 (げんき)

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その75≫

「どうしてわかってくれないのか?」 「どうしてこんないい方法をやらないのか?」

「どうして? どうして?」と思うことがもし あったならば

この4つの流れの どこかに きっと問題があるはずです。(げんき)