その76) なぜ 「正」の字をメモしているのですか?

 

自分でも あまりに無意識のうちにやっていて 特に気にした事がなかったので 

 

突然 周りの人から言われて 自分で びっくりしたことがありました。 

 

 

 

「元気先生、 その「正」の字は 何を数えているのですか?」 

 

 

ふと 気づいたのですが 僕は 結構 「正」の字を メモ帳や手帳、資料の横に書いている 

ことが 多いようです。 

 

 

もちろん、書いているのは 知っていますが・・・それほど意識したことはありませんでした。 

 

 

 

「正」の字 

 

みなさんもゲームや何か得点を数えたりするときに 地面に書いたり 黒板に書いたり 

誰にでも経験は あると思います。 

 

Aチームの得点と Bチームの得点を それぞれ 「正」の字で書く 

  

そんな感じで メモしています。 

 

 

人と面談したり、話を聴いているときに カウントすることはありません。 

 

話し終わったあと、その方が帰ったあとに ひとりで ぼんやり 今の時間を 

 

振り返りながら 書いているのです。 

 

 

 

 

実は 僕は 2つのことを 自然に数えているのです。(自然にです。) 

 

よーし数えよう!と気合を入れて 耳をダンボのようにして聞いているわけではありません。 

 

話を伺った後  ほんとーに自然に 無意識のように数えているのです。 

 

 

それは 

 

「悲しみ」と「喜び」 

 

 

この2つ です。 

 

 

厳密にいうと 「マイナス」と「プラス」 です。 

 

 

「悲しみ」としてカウントしている中には 不安もあれば 怒りもあります。 

 

「喜び」としてカウントしている中には 嬉しさもあれば 感激や感謝も 含んでいます。 

 

 

それを 無意識のうちに思い出しながら 数えて記録しているのです。 

 

 

僕のメモには  「悲しみ」の数 と 「喜び」の数が それぞれ 

 

正の字を使って 表されています。

 

 

 

なぜ 数えるのか ?

 

 

それは 僕が 自分に課した 「自分なりのルール」があるからです。

 

 

 

それは 「悲しさ 半分、喜び 2倍」 【半分ルール・2倍ルール】

 

という ルールです。

 

 

これは 僕の中での『絶対ルール』なのです。

 

 

 

その人が話してくれた 「悲しさ」を 半分にする。

 

その人が話してくれた 「喜び」を 2倍にする。

 

 

それが 今話をしてくれた方への「支援プラン」の ど真ん中の「考え方」なのです。

 

 

半分にする方法や 2倍にする方法は もちろん様々ですが

 

そうやって そのルールを実行するために

 

「正」の字を使って  悲しみの数と喜びの数を 数えているのです。

 

 

無意識にやっていたことを

 

こうやって 文章に書いてみるのも なんだか 不思議な気分です。(げんき)

 

 

 


マイナスを半分には、「すべてを支援者が解決してはいけない」という考えからです。

必ず 最後は 相手の方 自らの力で解決して欲しいという思いです。

喜びを2倍にしてあげることで 困難を克服する力が沸いて来る。

そう思ってつくった 自分なりのルールなのです。(げんき)