その84) 「何を どう教えたら いいのか」 と 迷う必要は ないのです。

 

園長先生や主任保育士の先生が 新任の保育士の先生に教えたり 

 

相談の場で 保護者から 子育てについてのアドバイスを求められたり 

 

 

もちろん 保育とは関係のない職業の方でも 

 

誰かに 何かを教える機会は とても多いと思います。 

 

 

 

僕の業務のほぼ 8割は この「教える」という仕事 です。 

 

もちろん 内容は  

 

相談支援やソーシャルワークだけでなく、親のメンタルヘルス支援や こどものメンタルヘルス支援 

 

など 様々です。 

 

 

そして 相手も 先生だけでなく 管理職の方、保護者の方や 学生さん  など 色んな方が 

 

対象です。 

 

 

 

でも    基本的に 「教えるパターン」は ひとつ です。 

 

 

 

 

たった 「ひとつ」のやりかた

それしか やっていません。

 

 

 

 

 

 

実は その方法  僕自身は

 

他の人に何かを教える時だけでなく

自分自身を 「教育する」際にも 使っています。

 

 

 

下の写真は 僕が いつも 持ち歩いているカードです。

基本的に すべての「行動」をこれで 判断しています。

 

 

 

目的は?     目標は? 

 

 

これだけです。 

 

 

 

人は 実は 2つのことしか やっていません。  

 

それは 「考えている」 か 「行動している」か 

 

このどちらかです。 

 

 

日常のほとんどは なんらかの 「行動している」状態 だといえます。 

 

 

そこで 僕は 自分が何か 「行動」をしようとする際には 

 

常に このカードを眺めて 確認しています。 

(今は無意識に刷り込まれているので確認しないこともありますが。)  

 

 

 

今やろうとしていることの目的は なんだろう? 

 

今やろうとしていることの目標は なんだろう? 

 

それを自分に 質問しています。 

 

もし、この2つのどちらか  ひとつでも 答えられないようだったら 

 

その「行動」(やろうとしていること)は 基本的にやりません。 

 

 

これが 僕自身の「行動指針」 です。 

 

 

人に何かを伝えたり 教えたり するときも  もちろん これに従っています。 

 

 

まず 

「なぜ それをやらなければならないか」の目的を伝えます。

 

そして

「いつまでに こうした状態にする」という目標を伝えます。

 

 

それだけです。

 

 

あとは 伝えた相手に 自由に 自分のやり方で やってもらいます。

 

やり方に 口出しすることは ありません。

 

 

もし  いまくいかなかった場合は   僕の伝え方のミス です。

 

 

『教える』とは

 

 

それをやる 「目的」はなにか

 

そして いつまでに どんな風になってほしいか という「目標」

 

その2つを 伝えること なのです。

 

 

それ以外に 教えることは  何もないのです。  (げんき)

 

 


≪問題解決力がアップするポイント その84≫

「教える」というのは「教えてもらう」ということです。

相手に 目的と目標だけを伝えて あとは 自分のやり方でやってもらうと

「へーっ、そんなやり方もあるんだね」と教えてもらうことが多くなります。(げんき)