その88) 「保育相談支援」を「カウンセリング」のつもりでやるとうまくいかない。

 

よく質問を受けることがあります。 

 

「お母さん方も お忙しいので なかなか時間が取れないと思うのですが、どうやって 

1時間のカウンセリングをされてますか?」 

 

 

そのときに いつも 2つのことをお伝えしています。 

 

 

まず 

「保育相談支援」と「カウンセリング」は まったく別のものです。 

 

とても似ていて 同じように思われるかもしれませんが、 

 

その違いは  ジャイアントパンダと レッサーパンダくらいの違いがあります。 

 

いや コアラと パンダくらいの違いです。 

 

 

 

それと 

「保育相談支援」は、 カウンセリングのように 個室で 45分や1時間 面談するもの  

 

とも違うのです。 もちろん そうして 時間を設定することもありますが、基本は 

 

1分でも 3分でも 行えます。 それに会話だけでなく 連絡ノートを使うこともあります。 

 

 

この2つをお伝えすると 必ず驚かれます。 

 

 

 

 

 

「保育相談支援」とは  「複合技」なのです。 

 

 

『いつでも どこでも できる範囲で』 

 

 

これを モットーにしています。 

 

 

 

僕自身、自分の「親と子のメンタルヘルス研究所」では 時間を区切ったカウンセリング業務を 

行っていますが、保育現場に入って行う 「保育相談支援」は 全く違う業務と捉えています。 

 

 

保護者の方も よほど「時間をかけて相談されたいこと」 がないと 

 

時間を作るのは きっと難しいのではないでしょうか? 

 

 

まず そこは 大前提に置いておかなければなりません。 

 

そこで 「様々なものを組み合わせて伝える」 技術が必要になってきます。 

 

 

僕が行っている「保育相談支援」の研修では、 「カウンセリング」や「個別面談」の技術は

ほんの少ししか触れません。

 

 

研修の内容は  ただひとつ

 

 

この「様々なものを組み合わせて伝える」技術です。

 

 

2分で伝える、表情で伝える、文で伝える(連絡ノート) こうした組合せの技術があって

 

はじめて 個別の面談が活きたものとなり 効果が出るのです。

 

 

『いつでも どこでも できる範囲で』

 

これが 保育相談支援 なのです。

 

 

 

ある園で 以前 カウンセラーの先生が何かの相談対応にいらしていたようで

 

その際に

「時間設定をちゃんとしてください。少なくとも45分ないと 何もできません。

設定ができましたら ご連絡ください。」と おっしゃって怒って帰られたそうです。

 

 

 

時間が取れないことは 関係ありません。

 

 

それよりも

 

「あっ! ○○ちゃんのお母さんお久しぶりです!!その後 お仕事どうです??」

 

 

そうやって 声をかけることで   物事は 一歩 先に進むのです。(げんき)

 

 

 ≪問題解決力がアップするポイント その88≫

「保育相談支援」の中で 保護者との連絡ノート(連絡帳)のやり取りは

かなり重要なものです。連絡ノートのやりとりの上手さで、ほぼ7割方の問題が解決するといっても

過言ではありません。いつかまた この点についても触れてみたいと思います。(げんき)