その95)  人は 誰でも「相談相手」を使い分けるということを知っておくことが大事。

 

 

あなたは 保護者の方から相談を受けました。 

 

その時に 最初に何を感じますか? 

 

 

「なんの相談なんだろう??」 

 

 

おそらく そう感じるはずです。 

 

誰でもそうですが、「何の」という『内容』に一番最初に 気が向いてしまうのは 

 

ごくごく当然です。 

 

 

 

僕は、ソーシャルワーカーやカウンセラーの方だけでなく 

 

相談担当者の方に研修をさせて頂く機会も大変多く、特に この「相談の受け方」については 

 

かなり話をさせて頂く機会があります。 

 

そこで 必ず最初に 伝えていることがあります。 

 

 


それは

 相談を受けた際に 最初に感じなければならないこと は、

 

 

「なぜ 私なのか?」という疑問です。 

 

 

「何の話なのか」ではないのです。 

 

「なぜ 私なのか?」 なのです。 

 

 

 

 

相談者は  誰でもですが、(もちろん 僕自身もそうです。) 

 

「相談する相手」を 意識するしないには 関係なく 

 

明確に「最初から決めている」のです。 

 

 

もし、ご本人にその意識がないとしても 無意識のうちに決めているのです。 

 

 

「この内容は、この人では無理だ。」 

「この人に この話を聞いて欲しい」 

「この人を通じて 伝えたい」 

 

様々な 想定のもとに 「相談」しているのです。 

 

 

保護者の方が なぜ あなたに相談に来たのか? 

 

 

そこには 2つの理由があります。 

 

「あなたに 解決して欲しい」 のか 

 

「あなたを通じて 別の人に解決して欲しい」のか 

 

 

このどちらか です。 

 

 

もちろん、「あなたに解決して欲しい」の中には、 単に「あなたに話を聞いて欲しい」という 

望みも含まれます。 

 

「あなたを通じて 別の人に」というのは 

 

本来は、直接 その別の人に頼みたいのだけれど、 あなたを通じての方がうまくいく。 

 

そう思って あなたに相談する場合 です。 

 

 

このどちらか です。 

 

今からお話頂く相談は どちらなのだろうか? 

 

 

そう考えた上で、初めて「相談内容」に耳を傾けるのです。

 

そうすると 話されている内容の裏にある『本当の想い』が まるでフィルターを通すように

 

感じられるのです。

 

 

 

そして もう一つ 相手の話の中で 『聞き分け』なければならないことが あります。

 

 

例えば よくお受けする内容で多いのが、奥様から「ご主人についての相談」です。

 

相談の中身は 特に関係なく、 ここでも『聞き分ける』技術が必要なのです。

 

 

それは

 

『私の話を聞いて欲しい』のか、 『ご主人に対して何か言って欲しいのか』

 

そのどちらなのかを 判断することです。

 

これを 直接 相談者に伺うのではなく こちらが「見極める」のです。

 

 

これは こどもたちでも 同じように適用することができます。

 

 

それを 『こころの天秤』と 僕自身は名づけています。

 

 

ご主人のグチや文句が多いのならば それは 『私の話を聞いて欲しい』ということ

 

自分自身の苦しさや寂しさを話されているのであれば、『ご主人に何か言って欲しい』ということ

 

なのです。

 

 

 

『相談』というのは

 

「こころの天秤のバランスをとってほしい」ということです。

 

 

そのためには 相手のこころの重りが どのようなバランスになっているのか

 

そして 自分は 何を期待されているのか? 

 

それを「短時間の面談」の中から判断することが大切なのです。

 

 

 

『相談』というのは

 

いくつかの法則を知っていると 相手の伝えたいことが

 

とてもシンプルに聞こえてくるのです。(げんき)

 

 

 

『相談』を受けた際に、常に意識しなければならないのが 『自分の役割』です。

「この方は、自分に何を求めているのか?」 それを感じることが大切なのです。(げんき)