その97) 「反省」には 「やり方」があるのです。

 

 

保護者の方から こどもたちについての相談をお受けすることが 

 

僕の仕事なのですが、、その中でも 少し気になる点があったので 

 

みなさんにも ご紹介したいと思います。 

 

 

よく 保護者の方から 

 

「うちの子が 何をやっても うまくできなくて、、困っています。 

 

毎回、反省させているのですが、、本当に反省しているのか どうか よく わかりません。 

 

元気先生、どういったら いいですか? 効きますか??」    と いった相談です。 

 

 

 

何が うまくできないのか? 

 

何をさせたいのか?は、 ともかくとして 

 

 

この質問の内容には とても気になることが 含まれているのです。 

 

とても 大切なこと なのです。 

 

 

 

それは 「反省」です。 

 

 

 

うまく出来ないので 「反省させる」 

 

失敗ばかりなので 「反省させる」 

 

 

それは 本当の「反省」では ないのです。 

 

 

「反省」には  実は あるものが「セット」なのです。 

 

 

それは  

 

「意思」です。 

 

 

自分は こうしようと思う。  こうしたいと思う。 

 

 

その「意思」が必要なのです。 

 

 

この「意」に反した場合に、その「意」に反したことをしないというのが 

 

「反省」なのです。 

 

 

まさに その「字」の通りです。 

 

「意」に 「反」したものを 「省く」 のです。 

 

 

それが 「反省」なのです。 

 

 

 

もし、その子が これをやりたい。あれをやりたい。 そう思ったり 

 

何かをやるよと約束したのに その「意」に反した場合に はじめて

 

そこで 「反省」というものが 発生するのですが、

 

 

その子は、「なんの事」かも理解してなく、本人が意識もしていない。

 

それに 親の方は「約束したつもり」でも、本人は「約束」だと思ってもいない。

 

 

もし、そうした状況であれば それは 「反省」などできるはずもありません。

 

もちろん、「反省させること」自体に無理があるのです。

 

 

 

以前、小学校に入っていたときに

 

先生が こどもたちに「反省しなさい」と強く言っていた場面に出くわしたのですが、、

 

こどもたちは、キョトンとしていました。

 

それに 聞いている僕自身も 「何を反省させるのか」が よく分からず、キョトンとしていました。

 

そんな事がありました。

 

 

 

無理やりに反省させればさせるほど

 

「意味がわからん」という意識が強くなり、 「うるさいから、 はいと言おう」

 

そういう「パターン」を どんどん どんどん強化していくのです。

 

 

 

「反省はさせればさせるほど、無意味になっていく」 のです。

 

 

 

うまく「反省」を使っていきましょう。  (げんき)

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その97≫

大人同士のコミュニケーションもそうです。

相手にその気がある(意がある)のであれば、いいのですが、それがないのに

相手に期待をして、裏切られたと思ってしまうのです。相手の「意」に気づくことが大切です。(げんき)