その102) 励ますだけでも いいのです。

 

 

以前、ある保育士の先生から 

 

「励ますことしかできないのですが・・・・いいんでしょうか?」と 質問されたことがあります。 

 

 

相談支援というと 

 

なんだか、 しっかりと傾聴して アドバイスしたり 適切につなげたりと想像してしまい、 

 

励ますことしかできないことが なんとなく 無意味に思えてしまう・・・ 

 

 

 

決して そんなことは ありません。 

 

 

励ますだけで いいのです。 

 

 

 

相談される方にも 色んなタイプの方がいらっしゃいます。 

 

そして 相談を受ける側にも もちろん色んなタイプがあって当然です。 

 

 

違っていても 何の不思議もないのです。 

 

 

 

「私は 相手を励ましてあげよう」 

 

そう思うだけでいいのです。 

 

 

 

支援する側 

 

相談を受ける側が 常に意識して おかなければならないことが 

 

 

実は 一つだけあります。 

 

 

 

それは 「自分の役割」です。 

 

 

以前のブログ記事にも書いたのですが、みなさん それぞれに役割があるのです。 

 

それを 相談者の方もちゃんと分かっていて あなたに相談するからです。 

 

 

誰とも比べる必要はないのです。 

 

 

あなたらしく、対応してあげれば十分なのです。 

 

 

 

もし、やってはいけないこと、 

思ってはいけないことがあるとしたら

 

 

それは 「自分は こんなことしかできない」と思うことです。

 

 

自分は励ますことしかできない、、、

 

自分は何もアドバイスできずに ただ、笑顔で大丈夫しか言えない、、、

 

 

そう思わないこと です。

 

 

他の人と比べて、相手に対して与えてあげるものが小さくても

 

それでいいのです。

 

 

たくさんのアドバイスや情報や知識を 相手に与えたとしても

 

それが 「あなたのこころ」の中から出てきた『想い』でなければ

 

 

相談者は きっと さみしいものです。

 

 

どんな 素晴らしい情報やアドバイスよりも

 

「あなたらしさ」の方が きっと 嬉しいものなのです。 (げんき)

 

 

 

 


 ≪問題解決力がアップするポイント その102≫

「その人らしさを大切にすること」 

これが相談支援のもっとも大切な視点です。

それは相談者である相手だけでなく、相談を受けるあなた自身にも当てはまるのです。(げんき)