その129) 相談援助がうまくなるためには、どんな本を読んだらいいですか?

 

 

「元気先生、相談援助がうまくなるためには どんな本を読んだらいいですか?」 

 

質問のメールを頂きました。 

 

 

 

どんな本を読んでも きっと 役に立ちます。 

 

 

「相談援助」とは いったい何なのか?を考えてみると分かると思います。 

 

 

 

 

「相談援助」 

 

これを行う真の目的 

 

 

それは 「役に立つこと」 です。 

 

 

 

相談者の方のお役に立つこと です。 

 

 

そうして 相手の幸せにつながり 喜ばれ 

 

相談を受けた側も お役に立てた喜びを 感じることができます。 

 

 

 

 

ただ、この「役に立つ」は 

 

 

「真の意味で」 ということです。 

 

 

 

例えば ギャンブルに依存している方が 

 

「すいません、少しお金を貸して頂けないでしょうか?」 とやって来たとします。 

 

 

きっと 誰もが ご理解いただけると思いますが、 

 

 

ここで お金を貸すことは 「お役に立つこと」ではありません。 

 

その方にとっては、嬉しい事かもしれませんが。 

 

 

そこでは、ギャンブルで生活が壊れてしまわないように 何をしたらよいかを 

アドバイスすることが 大事です。 

 

 

その方にとっては、嬉しい事ではありません。 

 

 

でも「真の意味で役に立つ」というのは  そうしたものなのです。 

 

 

 

 

ここには 一つ もっとも重要な視点が含まれているのです。 

 

 

 

それは 

 

「相談支援」の援助者にとって 本当に大切なことは 

 

「真の意味」というものを 伝えること なのです。 

 

 

 

「お役に立つ」前に  

 

援助者自身が 「本当に大切なもの」を理解していなければならないのです。 

 

 

本当に 人にとって 大切なことは 何なのだろう? 

 

 

この方が幸せになるために 必要なことって 本当は 何なのだろう?

 

 

そう考えること なのです。

 

 

 

それは その方にとっては、苦い助言なのかもしれません。

 

それでも 本当に幸せを願うのであれば そうしたことも 実は必要なのです。

 

 

そこが カウンセリングとは違うところ です。

 

 

 

 

真の意味

 

本当に 人にとって 幸せなこと

 

 

 

そこには きっと 答えはないかもしれません。

 

 

でも、大切なのは それを 考えることです。

 

 

そのためには、たくさん経験し、たくさんの人の本を読んで 

 たくさん学ぶことです。

 

 

もし、自分が好きな人や考え方に共感できる人がいれば

その方の本を読んだり、話を聴いてみることです。

 

 

好きな人、共感できる人は  きっと あなたに近い人です。

 

 

そうやっていくと  自然に あなたらしい

 

あなただけの「相談援助」が出来ると僕は思っています。 (げんき)

 

 

 

 


よく聞かれる言葉ですが、「学ぶとは真似ること」です。

初めから自分のやり方を持っている人はいません。

大好きな人や共感できる人を真似ることが、最高の学びです。(げんき)