その136) 相談支援がうまくいくかどうかは、「間接支援」の量で決まる。

 

 

保護者を支援する。 

 

 

その方法には、 2つの方法があります。 

 

 

 

それは、 「直接支援」 と 「間接支援」 です。 

 

 

 

「直接支援」 

 

それは  直接相談をお受けしたり、問題や不安を伺うための面談をしたり 

 

カウンセリングやソーシャルワークの技術を使って 問題解決を図ることです。 

 

 

 

「間接支援」 

 

それは  直接 その方に 働きかけたり、その問題にふれるのではなく 

 

笑顔で 常に接したり、勇気づけたり、元気な挨拶を交わしたり 

 

そうした 直接 問題に触れることなく 相手の力を引き出すこと です。 

 

 

 

 

保護者に対する 

 

保育現場の相談支援であっても 

 

小学校での相談支援であっても 

 

 

実は 共通する 

 

 

とても大切な「ポイント」があります。 

 

 

 

 

それは 

 

「間接支援」の量が少なければ 「直接支援」はうまくいかない 

 

 

ということです。 

 

 

 

「間接支援」なくして、「直接支援」は ありえないということです。 

 

 

 

 

「いやいや 元気先生、私は はじめてのクライエントでも 

 

十分 関係を作って 対応してますよ、、」 

 

 

そう おっしゃる先生も きっと いらっしゃるはずです。 

 

 

 

でも 

 

それは  その先生ではない 別の方によって 

 

十分な「間接支援」があったからこそ 

 

 

今 初対面での「直接支援」がうまくいっていることを 

 

見落としているのです。 

 

 

 

 

十分な「間接支援」があったからこそ 

 

その後の 「直接支援」が うまくいったのです。 

 

 

 

 

支援者というのは、 どうしても その点を見落としがちです。 

 

僕自身も 気をつけるようにしています。

 

 

 

この「相談支援」がうまくいったのは、

 

自分の実力だと過信してはいけないのです。

 

 

 

自分が「直接支援」を行う前に

 

誰かは わかりませんが、 周囲の十分な「間接支援」があったからこそ

 

今、この支援は うまくいっているのです。

 

 

 

本当は、「直接支援」が出来ることよりも

 

小さな 小さな「間接支援」を積み重ねてあげる

 

見えない 「縁の下の力持ち」の存在こそが 重要なのです。

 

 

 

 

誰かは わからない

 

その「力持ち」さんに 僕は いつも 感謝しています。

 

 

 

この方の支援が うまくいきました。

 

 

ありがとうって。  (げんき)

 

 

 

 

 

 


 

「相談支援」とは  見えない「ありがとう」に いかに気づけるか なのです。(げんき)