その148) 「一度も こどもと会わない」ソーシャルワークは大切なことを忘れています。

 

 

保育現場での保護者支援や保育ソーシャルワークでは

 

まず そうしたことはないのですが、

 

 

学校現場での保護者支援やスクールソーシャルワーク、それに他の相談機関が

 

行なう相談業務などでは 見られることが 一つ あります。

 

 

 

それは

 

「一度も こどもと会わない」 ということです。

 

 

こどもと会って話しをする必要がなくても、 一度は こどもの姿を確認しておくこと

 

 

これは とても 重要なこと です。

 

 

 

保護者からの相談をお受けして、保護者とだけ 話しあいながら

 

進めていき 問題を解決していくことは よくあります。

 

 

特に こどもとは全く関係のないような、経済的な問題やトラブルなどの相談では

 

「こども抜き」で問題解決をすることも よくあることです。

 

 

 

残念なことですが、、 現場のソーシャルワーカーの方を見ていても

 

「あー、この方は こどもを一度も見てないなぁ・・・」と思ってしまうことも

 

やはり あるのが現状です。

 

 

保育だけでなく、教育現場でも

 

 

こどもに関わる「保護者支援」や「ソーシャルワーク」を行う場合には

 

 

必ず、「こどもの姿を一度は確認する」

 

必ず、「こどもの様子を確認すること」

 

 

これは 忘れてはならないのです。

 

 

なぜ、こどもの様子を見なければならないのか?

 

 

 

 

 

それは

 

 

「こどもの幸せを守ること」

 

 

 

それが 私たちの仕事だからです。

 

 

 

 

 

どんなに保護者が喜ぶ 保護者支援を行っても

 

それが 「こどもの幸せ」につながっていなければ

 

それは 「意味ある支援」とは 言えないから なのです。

 

 

 

「こどもに一度も会わない」 ということは

 

私たちの仕事の 本来の意味を見失っているのかもしれません。

 

 

 

 

「こどもの幸せを守ること」

 

これが 私たちの仕事です。

 

 

 

相談にのること、ソーシャルワークをすること

 

それは 「こどもの幸せを守る」ための手段なのです。

 

 

ソーシャルワークをすることが目的ではないのです。    (げんき)

 

 


ずいぶんと久しぶりの更新になってしまいました・・。

それにしても、猛暑が続きますね、、ほんとに暑い・・・

 

今週から第2クールの研修がスタートするため、またまた出張続きです。(げんき)