その159) 「補助輪」は つけるよりも 外すタイミングが 大事です。

 

こどもたちが 自転車の練習をするとき

 

特に 幼児用の自転車などには 「補助輪」があります。

 

 

いきなり 自転車に乗ることは 難しいので

 

その練習の段階で、バランスを取れるようになったり

 

スピードの感覚をつかむまでの間

 

 

「補助輪」をつけて 練習します。

 

 

そのうち こどもたちは 「補助輪」をつけていることを忘れてしまいます。

 

 

 

自転車に 自然に乗り、走るという感覚を身につけたとき

 

それが 「補助輪」を外す タイミングです。

 

 

 

このタイミングを見極めるためには 「ポイント」があります。

 

 

 

それは 「無意識で、できるようになっているか」 どうかです。

 

 

乗る、走るということが

 

「無意識にできるか」 どうかです。

 

 

 

「待ってよ! 待ってよ!」と 先に行く友達の方だけを気にして

乗ることも走ることも 無意識にやっている状態。

 

 

笑顔で 笑い声をあげながら 後を振り返りながら 走れると

 

ほとんど 無意識で出来るようになっているので

 

そこが 補助輪を外す 「タイミング」 です。

 

 

 

 

 

「相談支援」や「ソーシャルワーク」

 

 実は  その中で行なう「支援」も  同じなのです。

 

 

 

「支援」やサポートは

 

補助することよりも その補助を「外す」タイミングが 大事なのです。

 

 

 

「支援」やサポート、「補助」は

いつかは、 外さなければなりません。

 

 

それは あくまでも 自分で出来るようになる、

 

「自立」のための一時的なサポートだからです。

 

 

 

「どうやったら できるようになるだろう」

 

 

 

ゆくゆくは 補助輪なし でやっていけるために  どうしたらいいか

それを考えた 支援やサポートが必要なのです。

 

 

 

どのような状態になったら 補助輪を外してよいか

 

その「補助輪」を外すタイミングを 見極めることが

 

 

サポートする人の役割なのです。  (げんき)

 

 


「支援」や「サポート」とは 何をサポートするのか、

それは どういう状態になったら その支援は不要になるのか

「補助輪」を外した状態(ゴール)を明確にすることが大切です。(げんき)