その194) 「お店屋さんごっこ」が 一番学べるのです。

 

こどもたちは、 「お店屋さんごっこ」が大好きです。

 

 

「ぼくは ゲームや さんになるよ。」

 

「わたしは けーきや さんよ。」

 

「わたしは おはなや さんだよ。」 

 

 

とても 楽しそうに みんなで 仲良く遊んでいる姿

 

 

微笑ましいものです。

 

 

 

「お店屋さんごっこ」では 色んなものを 学ぶことができます。

 

 

値段のつけ方

 

お客さんへの売り込み

 

商品の並べ方

 

商品の種類

 

 

 

そうしたものは 日頃 お母さんやお父さんと買いものに行った際に

 

結構 よく見ているものです。

 

 

そして、 他のお店のお友達からも

 

 

「それ ちがうよ! そんなん おいてないもん。」

「いいの! うちには おいてあるの。」

 

 

そうやって 関わりながら 店の工夫や人との関係も学んでいきます。

 

 

 

 

僕は ソーシャルワークの研修の中で

 

この「お店屋さんごっこ」を 時々 行ないます。

 

 

もちろん、 お花屋さんやケーキ屋さんでは ありませんが。。

 

 

 

保育所

 

こども課

 

児童相談所

 

保護者

 

気になる子

 

その祖父母

 

 

などなど が 登場する 「ソーシャルワーク」のごっこ です。

 

 

時に 必要であれば

 

様々な社会資源(高齢者の施設やタクシーなども)も登場します。

 

 

テーマというか、お題は こちらで出しますが、

 

配役や役回り、シーンなどは すべて 参加される方が 決めます。

 

 

それぞれの立場になって 考えてみる。

 

それが 目的です。

 

 

本当になりきってもらうために、時には おもちゃのお金も使うこともあります。

 

また、全員ではなく、数人の方にやってもらい 他の方は まるで 劇をみるように

 

観覧してもらう場合も あります。

 

 

 

内容は 様々です。

 

 

 

 この「ごっこ」は  もちろん それぞれの役割や立場を学ぶ。

 

 

という目的がメインでは あるのですが、

 

 

実は やってみて 分かったことが 一つ ありました。

 

 

 

 

それは 「プロ意識」です。

 

 

 

 

役を演じる、ペルソナ(仮面)を演じる ためには

 

本当になり切る必要があります。

 

 

言葉づかい だったり

 

対応だったり

 

表情や態度だったり

 

 

本当に 演じようと思えば きりがありません。

 

 

それが 「プロ意識」につながるのです。

 

 

 

 

このワークが終わると

 

皆さん、「プロ意識」を持った 凛とした保育士になっています。

 

 

保育士としての「自信」は こうしたやり方でも育つのです。(げんき)

 

 

 


 

保育士の先生方は、さすがに演技がお上手です。

やはりこどもたちに演技指導されているからですね。アドリブがまた効いています!(げんき)