その212)「福祉」とは 語るものではありません。

 

僕は、今年度 保育の分野だけではなく、介護の分野でも

 

メンタルヘルス支援で 入らせて頂くようになりました。

 

 

そんな中、 

現場の方と運営する法人との間で考え方の違いがあったりすると

必ず 聞かれる言葉があります。

 

 

それは 「福祉の視点」です。

 

 

「福祉の立場からすれば、、、」や

 

「もっと 法人は福祉の視点を持って、、、」

 

 

そうした『福祉』という言葉です。

 

 

 

とても 大切なこと だと思います。

 

 

 

「技術」とは その前に「正しい考え方」を持ち、

 

その上に成り立つものだからです。

 

 

そうした意味では とても大事な言葉です。

 

 

 

 

でも 僕は スタッフにも

 

僕自身にも 自戒の念を込めて

 

伝えていることがあります。

 

 

それは

 

 

「福祉を語らないこと」です。

 

 

 

「福祉とは、、、」や「福祉の視点から言えば、、、」と

 

言わないというルールを持っています。

 

 

 

それは 

 

自分たちの仕事を「福祉の仕事」ではないと考えているからでも

 

「福祉」を大事にしていないから  でもありません。

 

誇りを持った福祉職として活動しています。

 

 

 

では なぜ 語らないのか

 

 

それは

 

 

「福祉は体現するものである」 という理念を持っているからです。

 

 

それは 言葉で語るのではなく

 

 

行動で示しなさい。

 

態度で示しなさい。

 

 

ということです。

 

 

 

「正しい考え方」は それだけでも 尊いものですが

 

それを いかに 体現するか

 

行動で 目に見える形で 表現するか

 

 

それが 「仕事」である と考えているからです。

 

 

 

言葉で語ることよりも 

 

何十倍も何百倍も 行動で表現することは 難しいものです。

 

 

それにチャレンジして

 

自分を磨くこと こそ

 

『福祉の視点』ではないかと 思っています。

 

 

 

もちろん まだまだ ですが

 

そうした気持ちを持つ仲間を 一人でも多く増やしていくことに

 

僕自身は やりがいを感じているのです。 (げんき)

 

 


もうすぐ今年も終わりますね。僕の業務は20日(金)で終了し、すべての相談業務も仕事も

お休みします。21日から来年の1月5日までなので長期に渡りますが、この間はのんびりと

色んなことを考えたいと思っています。そのため、今週でブログの更新はひとまずお休みします。

クリスマス、年末年始は 自分自身を思い切り楽しませてあげたいと思ってます。(げんき)