その226) 傾聴とは 聴いて「あげること」なのです。

 

傾聴とは 聴いて あげること です。

 

 

そう お伝えすると、 必ず

 

 

「えーーーー、、聴いてあげるって そんな上から目線で、、」 という声があがります。

 

 

 

 

でも 

 

 

「傾聴」とは 聴いて「あげる」こと なのです。

 

 

 

「傾聴」とは ただただ 聴いてあげること。

 

だと します。

 

 

 

ただただ 聴いてあげると

 

 

ご相談者は ホッとされます。

 

 

「ホッとしました。 ありがとうございます。」 と帰られます。

 

 

でも しばらく すると 

 

また 同じご相談で いらっしゃいます。

 

 

 

また ただただ お話を伺っていると

 

「ホッとしました。 ありがとうございました。」と 帰られました。

 

 

 

こちらも 安心しました。

 

 

 

でも また しばらくすると 同じ相談で いらっしゃいます。

 

 

「えーーーっ  また その問題、、また それっ!」

 

 

先生は 少し イライラしてしまいました。

 

 

 

 

なぜ そうなってしまうのか?

 

 

 

それは

 

 

「ただただ 聴いてあげるだけ」 だからです。

 

 

 

だから 相談者のこころが 同じ場所のまま だからです。

 

ステップアップしていないのです。

 

 

 

傾聴とは  聴いて 「あげる」ことです。

 

 

 

一つ上にステップを「あげる」ことが 必要なのです。

 

 

言葉の通り 「聴いて」  そして  「あげる」 のです。

 

 

 

同じ問題で悩む

 

 

同じ不安や不満が繰り返されるのは

 

 

 

こころが「同じ場所」に留まっているからです。

 

 

それは 今日の相談が何の相談だったのか 整理されていないからです。

 

 

 

傾聴のポイントは

 

 

①今日は何の相談だったのか

 

②どんな答えを求めていたのか

 

③話したことで 納得できたのか

 

 

この3つを 相談した後に 本人が 気付いているか 

 

 

そこが 大切なのです。

 

 

 

相談の帰り道に 相談者自身が この3つを ちゃんと感じているのであれば

 

相談者は 一つ 上のステップにあがったのです。

 

 

 

だから 同じ悩みや不安を また 相談することは ありません。

 

 

 

傾聴とは 聴いて  そして 「あげる」こと なのです。

 

 

 

傾聴の「傾」という文字は  耳を傾けるという意味だけではなく

 

 

まさに ステップアップする階段の「傾き」を意味しているのです。 (げんき)

 

 


 

聴いてあげるとは、「聴いて」そして「あげる」。支援者側のこころ構え。

聞いてもらうとは、「聞いて」そして答えを「もらう」。相談者側のこころ構え。