その286) 「悩み方」を最初に決めてから 悩んだらいいのです。

 

 

「相談支援」や「保護者支援」。

 

 

そこには 必ず 「あるもの」が 存在します。

 

 

 

 

それは  何か?

 

 

それは もちろん 「悩み」です。

 

 

相談者と言われる方は ほとんどの場合  「悩み」を持って、

 

そして 悩んでいる方です。

 

 

 

もちろん、 「悩み」を持たず、悩んでなくて

 

相談される方も いらっしゃいます。

 

 

 

意見を聞きたい。

 

ちょっと確認したい。

 

だから 相談する。

 

 

 

そうした方もいらっしゃいますが、 ほとんどの場合

 

「悩み」をみなさん 持っています。

 

 

保護者の抱える「悩み」を聞いて、相談されて

 

先生が「悩み」を抱えたり、 悩んでしまうことも よくあります。

 

 

 

 

「悩み」というのは  本当に 絶えないもの なのです。

 

 

 

 

 

「悩まないようにしましょう。」

 

そうした助言をされる方も いらっしゃいますが、、、

 

やはり そこには 無理があるものです。

 

 

悩まないようにすればするほど 悩んでしまう。

 

悩まないのではなく、悩みから目を背けてしまう・・

 

そんな ことも よくあります。

 

 

 

 

『悩まないのではなく、大いに悩みましょう!』

 

 

僕は そう 伝えています。

 

 

 

 

大いに悩んでいいのです。

 

 

実は その方が健康的なのです。

 

 

 

問題があるとすれば  

 

「悩むこと」ではなく 「悩み方を知らないこと」が 問題なのです。

 

 

 

 

僕は支援をさせて頂いている保護者の方、こどもたち、先生、園に対して

 

「悩み方」を必ず お伝えしています。

 

 

 

あらかじめ 「悩み方のルール」を決めているのです。

 

そして、それを カードにして お渡ししています。

 

皆さん、それを持っています。

 

 

 

「悩む」前に 「どこまで悩むか」 決めているのです。

 

 

 

 

だから 安心して 皆さん 悩みます。

 

 

そして その「悩み方のルール」に書かれた あるラインを超えたら

 

 

もう 悩むことを やめるのです。

 

 

 

 

なぜなら

 

 

それ以上悩んでも 「損するだけ」 だからです。

 

 

そのラインを「損切りライン」と 決めているのです。

 

それ以上 悩んでも解決しません。

 

自分で自分の身体を壊すだけだから です。

 

 

 

事前に その「悩むライン」を決めておき、きちんと説明しておくと

 

それ以上は、皆さん 損するだけなので 悩まないのです。

 

 

 

その代わり、それまでは みなさん 目いっぱい 悩まれます。

 

でも 余計なことまでは 悩まないのです。

 

 

 

 

 

「悩む」とストレスが多いように見えるのですが、

 

実は 「悩む」から 全くストレスがないのです。  

 

 

 

 

ここまでという「ライン」もなく 

 

際限なく 悩むから 疲れてしまうのです。  (げんき)

 

 


 

どこまで悩んだらよいかを知っている、「悩み方」を知っていると

人は こころの病気になることは ほとんど ありません。 (げんき)