その318) 辿り着いた「プロセス」をメモするのが研修です。

 

保護者支援の研修や言葉がけの研修の中で、

 

 

僕は 実際の場面を 一人芝居のように 皆さんにお話しています。

 

 

ほとんど 「お芝居」や まるで「ピン芸人」です。

 

 

 

その中で、具体的な「言葉がけ」について 

 

 

僕が話したとおりに 皆さんにご紹介しています。

 

 

 

参加頂いた方も しっかりとメモを取ってくれています。

 

 

 

 

でも、、、、

 

 

 

 

僕が 今使った 「言葉がけ」や「トーク」

 

 

これを そのまま記憶しても、、、、

 

実際の現場では 使えないことの方が 多いのです。

 

 

 

具体的な言葉やフレーズ、言い回し

 

 

 

それは あくまでも 「その場面」で使ったから

 

効果があったのであって、

 

別の場面では うまくいくとは 限らないのです。

 

 

 

 

言葉がけや保育相談支援、ソーシャルワークの研修など

 

 

どんな研修でも 実は 同じなのですが、

 

研修などの講義をメモするときには 「ポイント」というものが あります。

 

 

 

 

それは  「話していないことを書く」 ということ です。

 

 

 

 

 

僕も他の研修を受講させて頂く機会がありますが、

 

 

その際には、その講師の先生が「お話されている内容」を

 

ほとんどメモしていません。

 

 

 

メモしているのは

 

その先生は、「なぜ そこまで考えているのか」

 

「なぜ、そう考えたのか」

 

 

 

その「話している内容」に辿り着いたプロセスを書いているのです。

 

 

 

 

「なぜこの言い回しを使ったのだろう」

 

「なぜ この言葉を選んだのだろう」

 

「なぜ、この言葉だと相手が心地よいと感じたのだろう」

 

 

 

そうした その先生の頭の中を予測して メモしているのです。

 

 

 

だから 僕のメモは 「自分が考えたこと」が 書かれています。

 

 

 

講師の先生の話を聴いて、そこから講師の先生の考えを予測する。

 

その「予測」が 僕のメモなのです。

 

 

 

実際の現場では、 研修で聞いた「言葉」や「フレーズ」ではなく、

 

メモしておいた「講師の考え方」の方が はるかに役に立ちます。

 

 

 

 

「この先生は なぜ こう考えたのだろう」

 

 

実は それが 研修や講義の中で 

 

一番 感じなければならないポイントなのです。 (げんき)

 


 

「元気先生は、どうしてそう考えられたのですか?」「どうして その言葉を選んだのですか?」

そう質問されると、この方はすごいなあと講師は感心してしまうのです。(げんき)