その334) 「お話」を聞かせるように 伝えればよいのです。


若い保育士の先生から よく こんな質問を頂きます。


「元気先生、私よりも 年上の保護者で、子育て経験のある方に話すとき、


本当に緊張します。。。。どんな風に話したらよいですか?」





保護者でなくても


自分より年上の方とお話するときには、やはり誰でも緊張するものです。

緊張は 仕方ありません。




でも、伝え方については  保育の現場で 十分 練習できます。







保護者に何かを伝える際に  一番 大切なこと。



それは 「頭の中に絵が浮かぶように 話す」ということです。




話し方が「映像的」であること。


これが 「コミュニケーション」スキルの中でも 一番大切なもの なのです。








こどもたちも 全く同じです。



『絵』を想像して コミュニケーションを取っています。



そんなに多くの経験がないので、 『絵』が浮かばなければ

「せんせい、いみ わからん・・」と なってしまいます。




このコミュニケーションの練習こそ、 実は 「絵本の読み聞かせ」や「お話」なのです。




相手の話を聞いて 想像する。


こうやって こどもたちは コミュニケーションの基礎を学んでいるのです。





もちろん、話し手も 同じです。


相手に『絵』が想像できるために どのような表現をしたらよいか



そう、考えながら 話すことで 「伝える技術」が磨かれるのです。





日々の保育現場での こどもたちとの関りには



たくさんのヒントが 隠れているものです。





保護者への対応を 一番 教えてくれる人



実は それは 「こどもたち」 なのです。 (げんき)







  保護者は、お昼間に こどもたちが どんな生活をしているのかが 気になります。

  こどもたちの日々の生活とは 一つのお話です。 1年間のお話は、全365巻あるのです。(げんき)