「保護者への対応は、やはり保育者にとっての重要な役目だと思うのですが、、
気持ち的に、どのくらいの割合で考えた方がいいですか?
保育 : 保護者対応 の比率のようなものがあれば教えてください。」
保育サービスをされていらっしゃる方から質問のメールを頂きました。
「サービス」という視点で考えれば
その「サービス」の比率を考えるということも あるのかもしれません。
僕が保育士の先生方にお伝えしている答え
それは
「保育に100%集中すること」が 最高の保護者支援です。
「保護者へのサービス」を考えないことが 最高のサービスです。
この2つ です。
「100%保育に集中すること」
これが結果的には、 保護者にとっての 一番のサービス なのです。
もし、比率で 表すとすれば
保育 : 保護者対応 = 100 : 0 です。
僕は、保護者支援を お伝えしているので
皆さん 驚かれるのですが、、、
保育の場では、「保護者対応」を考えることは ありません。
あくまでも 今、目の前にある 『この時間』を どう豊かな時間にできるか
そこだけを 考えています。
一つだけ 間違いないものが あります。
それは
「保育に集中すればするほど 保護者とこころは通じ合う」
ということです。
最も 保護者から信頼される 保育者は
「保護者」の方を向いているのではなく、
「こども」の方を向いている のです。
100%保育に集中し、 ひたすら こどもの姿を見つめているからこそ
保護者への「アドバイス」も 生活場面に密着したものになり、
何より 先生のひと言ひと言が 保護者の安心感や自信につながるのです。
保育相談支援や保育ソーシャルワークの「ベース」にあるのは
相談援助の技術やソーシャルワークの理論。 サービスという視点ではなく、
あくまでも 「目の前にいる子との時間」を どう豊かにするか、という
「保育」の視点なのです。 (げんき)
保育が好きで好きで たまらない。 こどもたちが好きで好きで たまらない。
この想いを先生が持っているからこそ、 保護者は、相談したくなるのです。(げんき)