その360) 一番最初の「支援」を決めることが一番大事なのです。



「元気先生、支援するときって、一番最初の支援を決めるのが迷いますよね・・」



一緒に仕事をしている ソーシャルワーカーの一言に、思わず




『よく わかってるなあ』 と 少し嬉しく感じました。








「支援」で一番大事なこと。



それは、最初の「一歩」を支援者が決めること です。




この一番最初の「支援方法」を決めることが 一番重要なのです。






誰かから、「どうしたらいいのだろう?」  と相談された場合。



たった、一言 「こうしたらいいよ」 と伝えたとします。



すると、相手は 「そうか、そうだよね、わかった。ありがとう。」



きっと、そう お礼を言ってくれるでしょう。



「良いアドバイス」をした あなたは、少し誇らしげな はずです。




でも、、


あなたの「良いアドバイス」を 相手が実行することは ほとんど ありません。





「行動」を伴わないアドバイスが、実は ほとんどなのです。



友達からの「相談」だったら、これでもいいのですが。。


「支援」をする場合には、やはり 相手に「行動」をしてもらわなければならない のです。





これが「相談」と「支援」の違い です。




「相談支援」とは、この2つの組み合わせ なのです。



「相談」・・・・・相手に 様々な方法を 紹介する。


「支援」・・・・その中の 一番を決めること。


これが、「相談支援」なのです。




「相談支援」とは、実は 「トーナメント」なのです。




あなたの置かれた状況を改善するためには、



これだけの方法があります。



そうやって、最初に 方法を全部 ご紹介します。




ここまでが、「相談」に対する答えです。





そして、「支援」とは、このたくさんの中から


「今」重要な 「一番」を決める お手伝いをすることです。




そして、そこで 決まった 「一番」を お手伝いするのです。



間違えてはいけないのが、 順番どおりに全部 行なうのではありません。


あくまでも 「一番」のみを お手伝いするのです。




「一番」重要なものが 片付くと


実は 不思議なことが 起こるのです。





それは、他のものが 「不要」になるのです。



考え出した様々な「方法」が、不要になるか、もしくは 手伝う必要がなくなるのです。





これが「相談支援」の ポイント なのです。




これは、500件くらいの支援をこなしてきた時点から、少しずつ、気づき始めます。

 

 

神様からの「ご褒美」のようなもの なのです。 (げんき)





   一番重要なものが解決すると 他のものは 不要となります。

   いくつもの方法が必要なケースというのは、「本当に大事な一番」が定まっていないという証拠なのです。(げんき)