その362)「採用されなかったアイデア」こそ 大事にするのです。



園の中で、「様々な行事」についてや「保護者への対応」について


話し合う機会があると思います。




きっと、そこでは 色んな「アイデア」が出てくるのではないでしょうか?






ただ、、、色んな「アイデア」が出てきても すべてを実行することは出来ません。



「今回は、これにしましょう。」と、 最終的には一つか二つに絞り込まれます。




この一連の流れが 「話し合い」です。






ここまでは、どこの園でも そう違いはありません。




違いが出るとすれば ここから先です。





「採用されなかったアイデア」



この扱い方によって、『職場の雰囲気』というのが出来上がっていくのです。




「採用されなかったアイデア」


実は、そこには 「意味」があるのです。





「採用されなかったアイデア」


それは 「アイデア」がボツになっても


「マインド」は 大切に使うこと です。






例えば、今回 園での「壁面飾り」について 話し合いをしました。



そんな中で、 みんなを驚かせようとした大胆な「アイデア」が出たのですが、


これが 予算の都合と時間の関係で、「採用されなかった」とします。




「アイデア」は、予算と時間の関係で 採用されなかったのですが、


そこにある「みんなを驚かせよう」とする「マインド」は、取り入れるのです。






「気持ち」や「思い」は、 大切に使う。


「気持ち」や「思い」は、一切 無駄にしない。




それが、自分の意見も大切に扱われているのだ、という思いにつながり、


「職場の雰囲気」を作り上げていきます。






保護者会などの保護者同士で、「アイデア」を出し合う際も


保育者が、こうした「マインド」を大切にする関わり方を行なうと


保護者同士の連帯感や絆も深まっていくのです。





「採用されなかったアイデア」は あっても


「採用されない マインド」はないのです。 (げんき)





 せっかく作ってくれた「料理」も 体調が悪くて残してしまったとしても、「作ってくれてありがとう」は言えます。

 人が アウトプットしたすべてのものに、「想い」があるのです。 「ありがとう」の気持ちを忘れないことです。(げんき)