その367)「どうしても言わずにおれない」を解消するトレーニング



「どうしても、、、言わずにおれません、、。 我慢しようとしても、、、


腹が立って、腹が立って、、、どうしても 言わずにおれません、、、。


言ったら スッキリします。それで 良しとなります。」




そうした相談でいらした男性の方のトレーニングが終了しました。





相手から 何か カチンとくることを言われた。


それについて、グッと我慢しておけば良いのですが、


どうしても 反撃したい、一言いいたい衝動が止まらず、、


どうすることもできません。


いったん、その場を離れてみても まだ気分が収まりません・・・。




そうした方もいらっしゃいます。




もし、反撃して、一言いったとして、


相手が何も言わなかったり、そこで「ごめんね」と言われれば


スッキリし、一応 終わることができますが、、



もし、相手がまた 何か 言おうものなら


さらに、もう一言いわなければ 気が済まなくなります。




言ったら言い返す。言われたら言い返す。


常に、こちらの「言葉」で終了しなければ気が済まない。




そうしたことはないですか?


そうした方が 周りにいらっしゃいませんか?





そうした自分に悩まれていらっしゃった方の


トレーニングが終了しました。





少し、時間が必要なトレーニングではありますが、


いたって 簡単なトレーニングです。




それは、 『考えを1センテンスで終わらせる練習』 です。





自分の考えを  「1区切りの文章で終了させる」 トレーニング です。




このトレーニングは、相手を必要としません。






例えば、 出かけようとして外を見ると 今にも雨が降りそうな空模様です。


「傘を持っていこう」


そう、考えたら、そこで終了です。



「だって、駅を降りてから濡れるかもしれないし、、」


「でも、降らないかも知れないから どうしようか、コンビにで買おうか・・」



そうした事は、一切考えないことです。




一回、考えたら 「だって」、「でも」、「どうせ」の 3Dは一切言わない。


「1回で考えを終了する」練習です。





明日の会合には出席したくない、、、それであれば


「明日の会合は休む」で終了です。




「だって、あの会合に出ても あまり得るものがないし、、」


「でも、出なかったら また あの人が、、、、」


「どうせ、自分が参加しなくても、、、」



とは、一切考えないことです。




「明日の会合は休む」


それで終了。その後に、つらつらと「考え」を連ねないことです。





「この番組は面白くないなあ、」 だったら、それでおしまい。


「あの人は機嫌が悪いんだな」 だったら、それでおしまい。


「ウォーキングに行こう」だったら、それで おしまい。




どんなことでも 自分が考えたら


その後に、「理由」や「訳」を付け加えないことです。



「考えを 1つの文章ですべて 完了させる」 のです。





すると、何が 起こり始めるのか。



「1つの文章で終わらせる」ということは、納得いかなくても それで終わりです。



そこで、「言葉を選ぶ」習慣ができるのです。




考えて、自分の言葉を選ぶようになります。




そして、もう1つは 「理由」を言わないで良くなります。


言い訳をしない習慣ができるのです。





「相手に一言 いいたい。」


これは 「理由」を伝えたいからです。  「反論」なのです。






相手から 何か言われても


「嫌なことを平気で言う人だ」 で終わりです。



「だって」も、「でも」も 必要なくなるのです。






もちろん、最初は うまくいかないこともありますが、


日頃から 自分なりに練習を積み重ねていくと


びっくりするほど、腹が立たなくなり、「反論」する気もなくなります。





何より、自分自身の気持ちが スッキリしてくるのです。






「物事の理由を考える」習慣は とても大切です。


巷にあふれている本も、論理的に考える、理由を考える本が、ほとんどです。


「でも」、それが 時に 「マイナスとして働くこと」も あるのです。(げんき)





 「だって」 「でも」 「どうせ」 の3Dの癖を 直すのは、かなり苦労します。

 1センテンス(文章)で、考えを終わらせる習慣が、それをサポートしてくれます。(げんき)