その414)面談中には、どのようにメモを取ったらいいですか?



「元気先生、質問があります。保護者から相談を受ける際に、メモを取ると思いますが、


どのようにメモを取ったらいいですか? 教えてください。」



研修後の質問メールを頂きました。





「メモを取ること。」




これには、2つの目的があります。




1つは、 自分のため です。


後で、面談内容を確認できるように 残しておくためです。




もう1つは、 相手のため です。


ちゃんと 話を聞いてくれているんだ、そうした安心感を持ってもらうためです。




メモを取る目的を どちらを主とするかによって


その場でのメモの取り方は 変わってきます。




僕の場合は、 後者の「相手のため」 です。



相談にいらした方が 今後の流れを確認して 安心できること。


僕が感じていることが もし、ご本人の考えと違えは NOといえること。


そのために 「メモ」を取ります。





僕が使うメモは  基本的には 『スケッチブック』です。



もし、手元にない場合は、コピー用紙を使う場合もあります。




そこに ○や△や →を使って これからの流れなどを 図で表現します。



それも 目の前で 書いて 一緒に眺めます。




「メモは一緒にみるもの」


そういう考えのもとに 書いているからです。




時に、保護者の方から、「ちょっといいですか、ここは、、、」と


ペンをご自分が持って 書き込まれる場合もあります。




その時、僕は 青を使います。(パイロットのVコーン)


そして、保護者は 赤を使います。(同じく パイロットのVコーン)




面談の終わりに、まるで 情報番組のフリップのように 見てもらいます。


ある保護者の方は、それをスマホの写真に撮って帰られたこともあります。




参考になるかどうかは別として、、、僕のメモは こうした形です。





もちろん、終わった後に その画用紙を見ながら、きちんと記録に書き換えますが、、。


ただ、その場のイメージは鮮明に残っています。




誰でもそうですが、自分の話を聞きながらメモを取られていると


そこに、どんな内容が書かれているのか、


ちゃんと 自分の真意を捉えてくれたのかどうか、不安になります。






「自分の気持ち」が書かれているかどうか、


そこが 気になるのです。





だからこそ、「こういう風に感じたのですが、間違っていませんか」



そうやって 相手に提示することは 必要です。




もちろん、自分が取ったメモを見せなくてもいいのですが、


最後に話を締める際に、「この時間にこういう風に感じました。間違っていないですか?」


そう、確認することが 大切なのです。





そこで、相手が違うと感じたら「NOといえること」が まさに「ノート」の役目です。



「Note」とは メモするではなく、「気づく」ための道具なのです。(げんき)






 ノートを見ると、「あっ話をメモされるんだ。記録されるんだ」と誰もが思います。

 スケッチブックを見ると、「見せてくれるんだ」と誰もが感じます。そこがポイントなのです。(げんき)