その463)「短時間」だからこそ、「ゆったり」と対応するのです。




「元気先生、保護者に対応する時間は、送り迎えの時の短時間なのですが、、


どうしても お互いにバタバタとしてしまいますよね、、いいんでしょうか?」



保育者研修で ご質問を頂きました。







「保護者と接する時間」



これは、そんなに 長い時間ではありません。




送りの時の 「おはようございます」の時間と



お迎えの時の「おかえりなさい」の時間。




この間に こどもの様子を話し、伝え合うのですから、そんなに多くの時間はありません。





もちろん、保護者も急いでいる場合もあります。



そんな時は、どうしても バタバタしています。





でも、、



「短時間」だからこそ、「ゆったり」と対応した方が良いのです。





そのコツは、「詰め込まない」ことです。





短時間に 「何もかも全部」 伝えようとしないことです。






伝えたいことの中で、 これだけは必ず 伝えたい。



そうしたものを 「1つだけ」伝えるように 心がけます。



連絡ノートと口頭で伝えることは、基本的には分けて考えます。





そうすると 保育者には 「余裕」が生まれ、


保護者の話を聴くための「間」が生まれます。





「おかえりなさい」と挨拶をした後に


保護者の今日一日が どんな1日だったかを 感じることができると



保護者に対して、優しい一言も 出てきます。






この短い「間」が、もっとも大切なのです。





この短い「間」の中で、 相手には 「今日 聴いて欲しいことがあるんだ」と


気づくことができるのです。





お互いに話したいこと、聴いて欲しいことは、 きっと あります。




まずは、「お先にどうぞ」 なのです。(げんき)


 





  僕が保育所内で、保護者と接するときには、 この「短い時間」の中で

  オンとオフを切り替えられるように、「一息つく」時間になるよう工夫しています。

  それと2つの話したいことを準備しています。保護者が元気になるようなお話とお願いごとです。

  それを、この「間」の中で判断して、どちらかを選んで伝えています。(げんき)