その473)「考える下敷き」に沿って行動しているのです。



メールでご質問を頂きました。


「元気先生は、ケースに出会ったときに、どういう手順で物事を進めていかれますか?


普通のやり方とは違いますか? たぶんノウハウ的なものだと思いますので、教えて


頂けないかもしれませんが、是非お伺いしたく メールをお送りさせて頂きました。」



メールの内容は、他にも とても熱い、相談支援への想いが書かれてありました。

ありがとうございました。




「普通のやり方、他の方のやり方」



それと違うのかどうかは、わかりませんが、 

いつも 同じルールのもとに物事を進めています。




例えば、何かのケースにであった場合



上の流れで、考えを進めていくのが 一般的なのかも しれません。



おそらく、このプロセスで 一番難しいのは、(仮説)と(対策)だと思います。





でも、僕は、以下の流れで 考えていきます。




すべては、「ゴール」ありき です。



この「ゴール」設定なくして、考えを進めることは まずありません。



最終的に どんな形になっているのか。


この形になるのには、どのくらいの期間(日数)が必要なのか。




まずは、そこを しっかりと確立します。


よく聞かれるPDCAも、本来は GPDCA なのです。



 

その後は、自分の中にある 「公式」に則って 進めていきます。


僕は、これを 「考える下敷き」と呼んでいるのですが。





どんな問題であっても 「同じ公式」の上に乗せて 考えます。


DVであれ、虐待であれ、クレームやトラブルであれ、メンタル不調であれ、


問題の種類は 全く関係なく 自分の中にある「考える下敷き」に則って 進めます。





とてもシンプルな 「掛け算の公式」 なのですが、


これは 研修の中で お伝えしている内容なので、ここでは書けないのが残念です。





今までの研修では、この「公式」そのものを 直接的にお伝えしていなかったのですが、


この第2クールから(8月~)は、 みなさんにそのままお伝えしています。




問題を解決する方法は、その問題の種類ごとに考えると


100ケースあれば、100通りの方法になるかと思います。




問題を「種類」に分けるのではなく、


当事者の「想い」の強さと弱さに分けると 


支援者がやることは、実に シンプルなものに なります。




この公式があるので、たくさんの相談に対応できるのです。(げんき)






 いかに早く「自分のやり方」「自分の公式」を作ることができるか、そこがポイントです。

 新しい方法をどんどん増やすよりも、自分の「やり方」を磨く方が、力は発揮できるのです。(げんき)