「保護者支援」も「保育ソーシャルワーク」も、
「支援者が行なうこと」は、 実は同じです。
「支援者が行なうこと」
それは、「成果」と「行動」を明確にすること です。
手にしたい「成果」とは、いったい何なのか?
それを達成するカギとなる「行動」とは、いったい何なのか?
これを 明確にすることが 役割なのです。
「相談する」という状態は、この2つが「不明確」な状態です。
この2つが知りたいがために、「相談する」のです。
そのため、支援する際には、
明確に「文章」で、書き出してあげる必要があります。
口頭では 駄目なのです。
口頭で聞いたものは、忘れてしまいます。
箇条書きでも、一言で表しても、どんな表現でもいいのですが、
必ず、「紙に書いた状態」で それをお見せします。
わざわざ、パソコンで作る必要もありません。
ホワイトボードに書いて説明する。
僕の場合は、相談室にある「画用紙」に書いて説明しています。
目の前で、書かれたものを見る。
そして、互いに確認する。
そうすることで、自分が求めている「成果」と今からやる必要がある「行動」を
しっかりと焼き付けるのです。
どんな理論や手法を使ったとしても
最初に行なう「成果」と「行動」の確認がなければ
「結果」は、「出たとこ勝負」になってしまいます。
「やった後に出たもの」が、「結果」ではなく、
「結果」は、あくまでも「計画されたもの」なのです。
最初に描いた「絵」と、出来上がった「絵」を見比べること。
この作業が、「支援」には必須なのです。 (げんき)
「どんな方法を使うか」、そこを先に決めてしまおうとすると 「手法ありき」の結果となります。
あくまでも、「成果」と「行動」を決めて、それから「手段」は選ぶものなのです。(げんき)