「元気先生、一つ教えて欲しいことがあるのですが、、
面談中にノートを取ることはありますか?
もし良かったら、ノートの取り方や記録の書き方を教えてください。」
保育ソーシャルワークの研修で、ご質問を頂きました。
以前にも、一度このブログで書いたことがあるのですが、
基本的には、面談中は、「ノート」を使いません。
手元にあるのは、「スケッチブック」です。
あとは、よくある サインペンのようなものを準備しています。
これは、あくまでも、「自分のためのノート」というよりも 話の中で
頭の中の「絵」を共有するための道具 として使っています。
だから、絵を描いたり、図を描いたり、使い方は そういう形です。
もちろん、面談後に記録を取りますが、
それも 一般的な 「相談記録」とは少し 形が違っています。
箇条書きで書かれた文章というよりも、 一枚の「図」を残しています。
例えばですが、10月22日にMさんという方のご相談をお受けしたとします。
その際に、通常であれば
■10月22日 M様
(家族)
・ご主人と長女(中2)、次女(小6)の4人家族
・実家は長崎県。ご主人の実家は、北海道。
(仕事)
・介護施設にて、ヘルパーとして勤務(6年目)
・夜勤をなるべく少なくしてもらっている。
(友人)
・職場の同僚と比較的仲良く、プライベートでも相談にのってもらっている。
(体調)
・最近、眠りが浅く、夜中に中途覚醒することが多い。
・いつも疲れが取れていない気がする・
のような、感じで 記録を残していくかと思いますが、、
僕の場合は、こうした箇条書きで書くのではなく、
こんな感じで、 いわゆる「マインドマップ」のような形で記録しています。
そして、問題が解決したり、気になる部分が発生すると
その「ノート」を見返して、マーカーで色を塗ったりして 追記していきます。
こうした形にしたのには、3つの理由があります。
①読まないで、一瞬で 全体が俯瞰できること。
②重要な情報のみを 一発で 見つけることができること。
③追加事項や新たな出来事を 枝葉として 付け足すことができること。
こうした、3つの理由によって この形にしています。
基本は、A4 横 1枚もの です。
人の行動や感情、体調というのも、実はかなり密接につながっています。
そのため、それぞれの「つながり」が表現できたり、俯瞰できることを
自分の中では、重要視しています。
皆さんの参考になるかどうかは、わかりませんが。。
僕は、こうやって記録を残しています。
こうやって書いていくと、似たようなケースは、似たような「図」になることに気づきます。
「記録」というのは、キャビネットの中に埋もれていくものではなく、
まるで、植物の世話をするかのように、時々様子を見てあげたり、
手をかけてあげるものなのです。(げんき)
面談中に書いた「スケッチブック」の絵も タブレットで写真に撮って「Evernote」に入れています。
「マインドマップ」と「写真」さえあれば、いくらでも思い出して文章化することができます。(げんき)