その576)「感情コントロールが苦手な人」とは「洋服」の話をするのです。

 

 

「どうしても イライラが収まらないんです、、、」

 

 

相談にいらした保護者の方から そんな悩みを伺いました。

 

 

 

「感情のコントロールが難しい」

 

 

それが 悩みのようでした。

 

 

 

 

感情のコントロールが難しい「理由」

 

その「理由」というのは、 実は 簡単です。

 

 

 

 

それは 「見えないから」です。

 

 

「見えない」から「コントロールできない」

 

 

そう 思っているからです。

 

 

 

 

僕は、「感情コントロールが難しい方」とお話するときには

 

よく「洋服」や「ファッション」の話をします。

 

 

 

といっても、僕は それほど 「ファッション」に興味があったり、

 

詳しいわけではないのですが。。

 

 

 

「どういう色が好きですか?」

 

「帽子とか、サングラスとかかけます?」

 

 

そうした簡単な質問を投げかけると

 

いろいろと好みを話してくれます。

 

 

 

時には、ファッションに興味のある保護者の方の場合には

 

すごく 話が盛り上がって、いろいろな好みを教えてくれることもあります。

 

 

「今度は いつもと違う色も いいんじゃないですか?」

 

「たまには いつもと違うスタイルのものも いいかもね」

 

 

そうした 話で盛り上がることもあります。

 

 

 

できたら、この場に スタイリストさんが居てくれると

 

自分では気づかない魅力を引き出してくれるかもしれません。

 

 

 

 

なぜ、、こんな「ファッションの話」をするのか

 

 

 

 

それは 「感情コントロール」の基本動作 だからです。

 

 

 

 

「感情」というものは 直接的に変わることは ありません。

 

 

 

「怒り」が「喜び」に変わること、変化することなど ないのです。

 

 

 

その「感情」を変換するためには

 

 

そこには 「スイッチ」となる「動作」が必要なのです。

 

 

 

これを 僕らは 簡単な言葉で「気分を変える」と口にしますが、

 

そのためには、「動作」や「道具」が必要となります。

 

 

 

「気分を変える」ために、ハーブティーを飲んだり、音楽を聴いたり

 

人と話をしたり、 人それぞれ いろんな方法がありますが、

 

 

その中でも 最も効果が高いのは、「服を着替える」なのです。

 

 

それは 「目から入る印象」が変わることで 脳が「変わったのだ」と理解してくれるからです。

 

 

 

 

まさに 「違う自分」に変わることができるのです。

 

 

 

飲み物や音楽では 目から入ってくる「自分」に変化は見えないのですが、

 

「洋服」が変われば 「印象も変わり」 自分に対する「イメージ」も変わります。

 

 

 

 

「怒っているあなた」と「あなた自身」は 同じではないのです。

 

 

たまたま 「怒っている姿」をしているだけです。

 

 

「感情」も着替えることは できるのです。

 

 

 

 

怒ったり、イライラすることは 全く問題ありません。

 

ぜんぜん OKです。

 

 

 

そのことは 問題ではないのです。

 

 

いつまでも「同じ感情の服」を着ていることが 問題なのです。

 

「感情という服」を着替えたらいいのです。

 

 

 

「服」を着替えたら、「福」が来るのです。(げんき)