その597)「ミスを責める」とうまく回らなくなるのです。

 

 

 

「ミス」を責める。

 

 

 

みなさんの園では、どうですか?

 

 

よく、見かけられる場面でしょうか?

 

 

 

 

僕もよく、「ミス」についてのご相談をお受けします。

 

 

「●●先生は、本当にミスが多いんです。。。どうにかなりませんか?」

 

 

そうした同僚の先生からのご相談です。

 

 

 

 

忙しい最中に「ミス」があると イライラしてしまう。。

 

その気持ちは、よくわかります。

 

 

 

ただ、、「ミス」というのは、 「そうしたもの」ではないのです。

 

 

みなさんが「イメージしているもの」と「ミス」は全く別物なのです。

 

 

 

 

 

 

「ミス」は、「個人の能力の問題」

 

 

そう、思われがちですが、そうではありません。

 

 

 

 

 

「ミス」は、やっと見つけることができた

 

貴重な「組織の改善のヒント」なのです。

 

 

 

 

 

スポーツなどで、何度やってもうまくいかなかったことが、

 

ある人の一言で、「あー、それだ!」って気づくことがあります。

 

 

その時に、その人に きっと こう伝えるはずです。

 

 

「ありがとう! 気づかせてくれて。それだよね!」

 

 

そう喜んで お礼を伝えるはずです。

 

 

 

 

「ミス」に気づくとは、 そうした感覚に近いものです。

 

 

 

必ず、そこには「こうしたら うまくいくんだ」

 

そんなヒントが隠れているからです。

 

 

 

 

 

「ミスを責める」と報告することに恐怖を感じてしまいます。

 

気楽に報告できない組織が、うまく回ることなどありません。

 

 

 

 

 

 

「ミス」を防ぐ「仕組み」を作るために、「ミス」を大事にすること。

 

 

これが、組織がうまく回る「コツ」です。

 

 

 

 

 

 

 

「ミス」をした人よりも

 

 

「ミス」をどう取り扱うのか

 

 

「人」は、そちらの方をよく見ています。

 

 

 

 

「ミスの扱い方」には、その人の「本当の姿」が出てしまうのです。(げんき)