「頭の中が怒りでいっぱいになる・・」
「頭の中から怒りやイライラが離れない・・」
そんな「脳」の中が ネガティブな「思い」で支配されてしまうこと。
きっと 誰でも そんな経験はあるのではないでしょうか?
とにかく 寝ても覚めても 頭から離れない。
ちょっとした瞬間に 怒りが湧き出してきて また イライラ。
僕のところに いらっしゃる方のご相談の半分くらいは
こうした「状況」を何とかしたいというご相談です。
「脳」の中が 怒りでいっぱいになっているのに
「気分転換をしましょう」
「楽しいことを考えましょう」
というアドバイスは なかなか 相手には 届きません。
「それができないから 相談に来ているんです!!」
きっと そう言われてしまうでしょう。
では、どういう風に 相談を受けたらいいのでしょうか?
そんな時は「怒り」の対象を変えることです。
頭の中の「怒り」の感情は なかなか消えません。
それは「怒り」という「感情」そのものではなく
そこに「対象者」が絡んでいるからです。
その「対象者」を変えることで
「怒り」の感情を トーンダウンさせるように しています。
「怒り」=「対象者」 の「対象者」を変えるのです。
僕は そうした「ご相談」をお受けする際に
その「怒り」の感情に まずは共感します。
同じように まずは 僕も「怒り」を感じます。
そして、その「怒り」の感情を湧き出させる「対象者」から
「対象」(人ではなく、出来事や仕組み、システムなど)に
「怒り」の感情を 移し替えます。
時には、「実は 僕も同じような経験をして その時は こうで・・」
のように「対象者」を変えることもあります。
実は、人の「怒り」は 「対象」が変われば 自然とトーンダウンしていくのです。
「対象者」から「怒り」の感情を切り離せば 自然と「怒り」という感情だけが
宙ぶらりんになってしまい、行く場がないので 小さく消えていく・・
そんな「イメージ」です。
「怒り」を抱いている人から「怒り」を取り除こうとするから 失敗するのです。
「怒り」は そのまま。
「怒り」の元となる「対象」を変えれば 自然と消えていきます。
ただ、これは「面談」による「解消方法」です。
自分一人で悩んでいる場合には「別の方法」があるのですが、
それは ご相談の場で その人なりのやり方をお伝えしています。(げんき)