その627)「聴く」時に、「書くタイプ」「書かないタイプ」

 

 

先日、移動中の電車の中で カウンセラーの先生から

 

 

「元気先生って、面談中 話を聴きながら メモを取りますか?」

 

 

と 質問されました。

 

 

 

 

 

「そうですね。取りますよ。 メモといえるかどうかは わかりませんが。。。」

 

 

そう お答えしました。

 

 

 

 

 

 

 

「面談中」というのは、基本的には 「話を聴く場」です。

 

 

 

「聴くこと」が 一番大事です。

 

 

 

 

 

では、なぜ 「メモを取る」のでしょうか?

 

 

 

後で、「面談記録」を作成するから。

 

 

ちゃんと聴いているという姿勢を相手に伝えたい から。

 

 

色んな意味があるかと思います。

 

 

 

 

 

みなさんも経験があるかと思いますが、

 

自分が話をしている時に、相手が それをメモしていると

 

そのメモの内容が気になりませんか?

 

 

 

「何を書いているんだろう」

 

 

そう思ってしまうのですが、、

 

相手のノートを覗き込むわけにもいかないし、、

 

手元ばかりを見るのも なんだか 話しがしづらいし。。

 

 

 

 

「書かれている内容」は やはり気になるものです。

 

 

 

 

 

 

僕にとっての「メモ」は、「記録用」ではありません。

 

 

あくまでも、「進行確認」です。

 

 

自分のためのものではなく、「相手のため」のもの なのです。

 

 

 

 

 

 

基本は、ホワイトボードがあれば そこにキーワードを書きますし、

 

 

ない場合には、A4の方眼ノートに サインペンのような大きなペンで

 

キーワードを書きます。

 

 

 

それを 相手にも見えるように、書いていきます。

 

 

 

どちらかというと 自分が見やすいというよりも

 

相手が見やすいように 書いています。

 

 

 

 

これを見てもらうことで、

 

 

今、ご自身が話をしている「テーマ」を明確にしてもらい、

 

話が膨らみやすいように、話したい内容を整理してもらうのです。

 

 

 

 

全く何も動きのない

 

 

面談中にひたすら話を相手が聴いている状態というのは

 

 

途中で 話しづらくなります。

 

 

なんだか 圧迫感を感じて 話が進まなくなるのです。

 

 

 

 

 

そのために、「書いている」という「ブレイク」としての動きが必要なのです。

 

 

 

 

 

「面談中のメモ」は、後での記録用。

 

 

「面談中のメモ」は、あくまでも 話の進行用。

 

 

 

 

どちらが、「面談」を有意義な「時間」にするでしょうか?

 

 

 

 

「メモ」は、「言葉」を書く道具ではなく、

 

 

「言葉」を「見える化」する道具なのです。  (げんき)