今、羽田空港です。これから 福岡に戻ります。
相談支援をされている方から
「大丈夫って 言うのは、どうしても気が引けてしまいます。。
先生は、大丈夫って伝えることができますか?」
そんな質問を頂くことがあります。
そんな時、僕は 笑顔で
「もちろん(笑)。大丈夫って しっかり伝えます。」
そう、答えています。
「大丈夫」という言葉は、
裏を返せば、「覚悟をしている」という意味です。
これから どんな事があっても 見放したりすることもないし、手も離しません。
という意味なのです。
それが、「大丈夫」という言葉 です。
「大丈夫」という言葉は、そんなに軽くはないのです。
例えば、大きな病気になってしまって 手術が必要になった時
医師から「うまくいく確率は、 ●●%ですが、精一杯やってみます。」
と言われるよりも
「大丈夫です。任せてください」と言われた方が 僕は安心します。
もちろん、これは 人それぞれなのですが。。
「大丈夫!」と言われた方が、僕は 安心します。
万が一があったとしても、多分、後悔はしないと思います。
おそらく、その医師も これまでの経験や実績の中から
手術の最初から最後までの一連の流れが描けているからこそ、
「大丈夫」と伝えるのだと思います。
「なんとなく、、大丈夫。。」では ないはずです。
「支援」における「大丈夫」も 実は、同じなのです。
最初から最後まで 「絵」が描けているかどうかです。
それも、これが駄目だった時の「次のパターン」まで
複数の「プラン」の絵が最初から最後まで描けていると
自分にも、そして目の前の人にも「大丈夫」と伝えることができるのです。
「大丈夫」の裏には、
複数のシミュレーションと、その「絵」が隠れているのです。
「絵」が描けると、人は「覚悟すること」ができます。
「相談支援」というのは、常に複数のパターンを描くことが
実は、必須の「作業」なのです。1つでは駄目なのです。
僕は、1つの支援に最低でも 7パターンのシミュレーション を行っています。
★相談内容を聞いて、後は「出たとこ勝負」はNGです。
(※シミュレーション力を鍛えるために、事例研究があるのです。)
一番困難だったケースでは、16パターン シミュレーションしたこともあります。
「最初」から「最後」までのパターンが、複数 描けるようになると
自分に「大丈夫!」と言い聞かせることができるのです。
「大丈夫」という言葉の裏には、
納得いくまでの「シミュレーション」が隠れているのです。(げんき)