その684)「どう解決したいのか」を引き出す質問が大事。(相談の受け方)

 

 

 

『具体的な解決方法はわからなくても

 

 

どんな風に解決したいのか、そのイメージは持っている。』

 

 

 

 

これが、相談を受ける側が知っておかなければならない 原則の一つです。

 

 

 

 

 

具体的な解決方法は、わからなくても

 

 

どうなりたいのかは、わかっている。

 

 

 

その事がわかった上で、

 

 

その「どうなりたいか」を引き出す質問をすることが大事な「肝」になります。

 

 

 

 

 

 

この質問をする上で さらに大事なのが、

 

 

これを 『ご本人の目の前で書き出すこと』 です。

 

 

 

 

 

ノートやホワイトボードに箇条書きに 見えるように書き出してもいいですし、

 

 

僕がいつも使っている「情報カード」に書き出して 並べる方法でもOKです。

 

 

 

 

 

この引き出したものを 常に「見える状態」にすることが一番重要な点です。

 

 

 

 

 

その理由は、「話を膨らませる」ため です。

 

 

 

 

 

人は、書き出された「情報」を見ながら 話しをすると

 

話が自然に広がりを持ち、膨らんでいくのです。

 

 

 

 

「こういう形に持っていきたいんですね」

 

 

「はい。そうなんです。あっ! それと この件は こんな感じで。。」

 

 

 

 のように 広がりが生まれます。

 

 

それは、ご相談者だけでなく、話を聞いている支援する側も同じです。

 

 

 

「これは、どうしますか?」

 

 

「この部分は どういう風にしますか?」

 

 

 

そうやって、書き出したものを見ながら さらに質問を広げることができるのです。

 

 

 

 

「相談支援」の場面をよく見ると

 

 

ノートやメモを取っている支援者の姿は なんとなく想像がつくのですが、

 

 

書き出して 見える状態で 話を広げていくスタイルの方は

 

 

実は、意外に少ないのです。

 

 

 

 

 

 

この「スタイル」に変更するだけでも、あなたの支援レベルは上がっていくはずです。

 

 

 

 

「広げる」そして「収束する(束ねる)」

 

 

これが「相談」の受け方なのです。(げんき)