その688)「採用」と「教育」が保育の「質」をあげるのです。

 

 

 

 

研修活動を行うことで、かなり沢山の園長先生との出会いがあります。

 

 

本当にお会いするのは、2年に1回くらいであっても

 

メールでのやり取りを行っている園長先生も増えてきて、大変嬉しい限りです。

 

 

 

 

そこで、よくあるご相談が

 

 

「保育士の確保」と「保育の質」の問題。

 

 

これは、きっと どの園でも同じ悩みなのだと思います。

 

 

 

 

 

僕のところでは、保育現場だけでなく、医療・介護分野での研修等も

 

頂いているため、「対人援助職」の現場は やはり 同じ悩みを抱えています。

 

 

 

「良い人財(人材)を確保する」

 

 

 

これが どの業界でも 課題 です。

 

 

 

 

「良い人材を確保する」というと なんだか 応募者(求職者)の問題のようですが、

 

実は、まったく違います。

 

 

 

それは、完全に雇用する「職場の問題」なのです。

 

 

 

 

職場である「事業所」の「採用」と「教育」の問題 なのです。

 

 

 

「採用」と「教育」が全てなのです。

 

 

 

 

「採用」と「教育」は、実は 4つのパターンに分かれています。

 

 

 

① 「採用」が強く、「教育」も強い 事業所

 

 

② 「採用」は強いが、「教育」は弱い 事業所

 

 

③ 「採用」は弱いが、「教育」は強い 事業所

 

 

④ 「採用」も弱いし、「教育」も弱い 事業所

 

 

 

この4つに分かれます。

 

 

 

① は、まったく問題ない、申し分ない事業所で、かなり強い職場になります。

 

② は、優秀な人材に頼り切りになる職場です。いずれ辞めていきます。

 

③ は、優秀な人材が ゆっくりと育っていく職場です。

 

④ は、なかなか人材確保が難しく、入ってもすぐに辞めていく職場になります。

 

 

 

 

 

このように どこに「強み」があるかで

 

その「職場」の未来は おのずと見えてくるのです。

 

 

 

 

人がいない業界では、「喉から手が出る」ほど、人が欲しいため、

 

 

とにかく急いで採用し、十分な教育もなく 頑張ってもらうことになります。

 

 

そうすると、その方は 辞めてしまい、、

 

 

指導している先輩も さらに辞めてしまう、、

 

 

こうした「離職のスパイラル」が続いてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

「保育の質をあげる」

 

 

よく耳にする言葉ではあるのですが、

 

実は、根元にあるのは「採用・教育システム」なのです。(げんき)