先日、サポートが必要なこどもたちの支援 の研修の中で 質問を頂きました。
「こどもたちを支援する時に 大切な視点というのは ありますか?
これだけは、見ておいた方がよい、そんな視点があれば 教えてください。」
<支援の視点について>
質問を頂きました。
こどもたちの支援に限らず、大人の支援でも 同じなのですが、
必ず、チェックする 4つの項目 というのが あります。
それは、
「時間」
「場所」
「道具(モノ)」
「人」
この4つ です。
こどもたちが、調子よく、うまくできる時も
機嫌が悪く、うまくいかない時も、
この4つは、必ず、「頭の中」でチェックしています。
過去にうまくいった<場面>というのは、
うまくいった「時間」・・・時間の長さや 時間帯(午前やお昼寝の後など)
うまくいった「場所」・・静かな集中できる場、または少しザワザワした環境
うまくいった「道具」・・手をつかう道具、パラパラめくる動きのある道具
うまくいった「人」・・・・よく声をかける人、静かに見守る人
そうしたものが 必ず含まれています。
1つだけの場合もありますし、2つ以上の組み合わせの場合もあります。
うまくいった「理由」が必ずあるのです。
逆に、うまくいかなかった<場面>も同じです。
うまくいかなった「時間」
うまくいかなった「場所」
うまくいかなった「道具」
うまくいかなかった「人」
このうちの1つだけの場合もありますし、2つ以上の組み合わせの場合もあります。
必ず、うまくいかなかった「理由」があります。
だいたい、うまくいかない「場面」には、
2つ または3つ の組み合わせが 多いようです。
この 4つの項目に 気づいているかどうかで
支援の中身も方法も、ずいぶんと変わってきます。
メンタル面で不調を抱えた 大人の方の支援の場合もそうですが、、
この4つのうちの 「どこに」問題があり、
「どこを」支援したら うまくいくのか
それを 常に意識して サポートすることが大切です。
支援というのは、もちろん 難しい面もあり、 簡単ではありませんが、
逆を言えば、
サポートする点は、この「4つ」しかないのです。
「支援の視点」は、この4つだけ なのです。
難しく考えれば考えるほど、うまくいかなくなります。(げんき)