週末は、 だいたい こどもたちの相談をお受けしていることが多いのですが、
その相談の場に同席をしていた セラピストの方が メモをとっていました。
相談が終わった後に、そのメモをみせてもらいました。
細かく、箇条書きに書かれていて、とても きれいにまとめられていました。
「先生、相談の内容をメモする時って、何か注意点はありますか?」
相談メモのコツについて 質問がありました。
僕は、相談の場では メモというより、「カード」を書いているので、
ノート形式で取ることはないのですが、
もし、ノートに書くとしたら、
たぶん、 ノートの真ん中に 赤い線を1本 引くと思います。
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その線を どういう風に使うのか
真ん中に引かれた 赤い線の左側に 「不安からくる行動」
真ん中に引かれた 赤い線の右側に 「欲求からくる行動」
「行動」を2つに分ける作業を ノートで行います。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sa0ffa718ed32e173/image/i20245ec62f135fbb/version/1538953723/image.jpg)
たぶん、それは 僕が「行動療法」をベースとしたセラピーを行っているからかもしれません。
僕にとって、その子の「行動」を支えているものが 何なのか
その点は、一番 最初に行う、一番 重要な 作業だから です。
「行動」には、
①変える必要のある「行動」
②変える必要はない「行動」
この2つのどちらかしか ありません。
その中で、①の変える必要のある「行動」が
「不安からくる行動」なのか、それとも
「欲求からくる行動」なのか を予測して
その「不安」を取り除く、または 置き換える
その「欲求」を取り除く、または 置き換える
その方法 を 考えていくことになります。
「ノートの取り方」は、
「相手の脳の流れ」を話を聴きながら、そのまま 記録するのか
それとも、頭に広がる「自分の脳の流れ」をそのまま 記録するのか
どちらか なのです。
そして、
それは、 どちらでも 全くかまいません。 (げんき)