その765)「10回の相槌」よりも「1回の誉め言葉」の方が強い

 

 

 

「面談時には、相槌というか、うなずくことを心がけています。

 

なるべく、多く入れるようにしていますが、それでもいいでしょうか?」

 

 

 

面談の際の対応について、研修にいらしたソーシャルワーカーの方から

 

ご相談がありました。

 

 

 

 

 

「相槌」や「うなずき」

 

 

 それを、面談の際に 相手に伝えることは 大切なことです。

 

 

 

もちろん、ご相談者にもよりますが、

 

 

たくさん、うなずいて聴いて欲しい。

 

 

そう思っている方も いれば、、 

 

 

そんなに要りません。。という方もいるのでは ないかと思います。

 

 

 

 

特に「数」や「回数」は あまり関係ない ようです。

 

 

 

 

 

「10回の相槌やうなずき」よりも、「1回の誉め言葉」の方が強力 です。

 

 

 

さらに、、

 

 

「10回の誉め言葉」よりも、「1回のメモ」の方が さらに強くなります。

 

 

 

「なるほど!そっか、、ちょっと すいません。メモしていいですか。」

 

 

という 1回のメモ です。

 

 

 

 

「褒め言葉」というのは、「評価」です。

 

 

1回のメモというのは、この「評価」の中でも「学び」そして「敬意」という意味になります。

 

 

大変 勉強になります という意味 なのです。

 

 

 

相手の「自己重要感」を もっとも満たすもの。

 

 

それが、「あなたの言葉は、本当に勉強になります。」

 

 

という 姿勢なのです。

 

 

 

 

 

 

では、、、

 

 

たくさん 相槌やうなずきを行い、メモを取れば 最高なのか、、と言えば、

 

 そうでも ないようです。

 

 

 

 

たくさんの相槌やうなずきは、 1回のメモの効果を逆に下げることも あります。

 

 このあたりも、難しいところ です。

 

 

 

 

 

大切なのは、「それ」を自分が意識していないこと です。

 

 

 

 

意識的に 相槌したり、意識的にメモをしたり、、、ではなく、

 

 

 

 

無意識のうちに その2つのことを行っているからこそ

 

 「ちゃんと、私のことを受け止めてくれている」

 

 

そう 思ってもらえるのです。(げんき)