その769)「相手の話したいこと」を聴くから「傾聴」なのです。

 

 

 

保育所にお伺いして、初対面の保護者との面談。

 

その面談の前に、僕がノートに、箇条書きのメモを書いていました。

 

 

 

近くにいらっしゃった先生から、

 

 

「何を書いているのですか?」と質問されました。

 

 

 

 

「あっ、これですか? ●●さんが 話したい内容です。」

 

 

そう、お伝えすると、先生は、

 

「えーーー!! 内容わかるんですか??」とびっくりされていました。

 

 

 

 

 

が、、、、逆に、僕が びっくりしました。

 

ぜんぜん特別な事ではなく、いつも やっていること だからです。

 

 

 

 

 

面談でお話を伺う。

 

 

そうした際に、必ず出てくるキーワード。

 

それは、「傾聴」です。

 

 

 

 

 

 

では、「傾聴の場」にとって 大切なことは いったい 何なのでしょうか?

 

 

それは、「話したいことを話してもらうこと」です。

 

 

 

 

 

「相手の話したいこと」を聴くこと。

 

これが一番、大切なこと なのです。

 

 

 

 

こちらが訊きたいことを聴くのでは ありません。

 

 

相手が話したいことを聴くのです。

 

 

 

 

大切なのは、その場の「話の中身」です。

 

 

 

 

「相手が話したいこと」をスーッと話し出せる雰囲気をつくること。

 

そして、そのきっかけをつくる。

 

 

 

 

そのために、事前に

 

「その方が話したいであろう内容」を想像しておくこと。

 

 

僕は、その作業を「箇条書きのでメモ」で行っているのです。

 

 

 

 

この話をしたい。この話を聴いて欲しい。

 

そう思っているかもしれない。

 

 

それであれば、 僕の方から こんな問いかけをしてみよう。

 

 

 

そんな感じで、頭の中で、その場面を描きながら、

 

箇条書きにメモしているのです。

 

 

 

ただ、、

 

このメモを見ながら面談することは、もちろんありません。

 

 

 

「活字情報」として目から入れて、頭の中に刻みこむ。

 

そのための「メモ」だからです。

 

 

 

 

 

面談が終わった後に、自分が描いたものと面談の内容が どのように違うか

 

それを確認したら メモの役目は終わりです。棄ててしまいます。

 

 

 

 

 

「話したいことを話せたし、

 

聴いて欲しかったことを、思った以上に 聴いてくれた!!」

 

 

だから「相談に来て良かった」と感じてもらえるのです。(げんき)