僕が、相談支援の際に使っている「ツール」には、3つのものが あります。
①カード
②画用紙
③ホワイトボード
この3つ です。
僕の相談室にはもちろんあるのですが、保育所にもきっと どれかは あると思います。
すべてを使うわけでは ありませんが、、すべてを使う時も あります。
使う、使わないは別にしても、必ず この3つは 近くにおいています。
これを「見える化」3点セットと呼んでいます。
ずいぶん、前に ブログでも書いたことがあるのですが、
①カードは、その方の悩みを一つずつ、書き出して 並べていく ツール です。
自分が抱えている問題の内容と数を、一緒に確認するためのもの。
「これ以上は、ない」と思うまで、書いて並べる道具です。
②画用紙は、今の状態が どうなればよいのか
それを一緒に考えるために、「方向性」を示すために書き出す ツールです。
③ホワイトボードは、「考え方」を助言するための ツールです。
僕は、研修で「貼りもの」と「ホワイトボード」を使って、行っているのですが、
それと 全く同じ 使い方です。ここでは「貼りもの」が登場します。
一度でも研修にご参加頂いた先生方には、イメージが湧くかと思います。
この3つの「ツール」を使いながら、「相談支援」を行っています。
「ツール」を使うことで、
①抱えているものを「見える化」する。
②一番最初にやらなければならないことを 明確にする。
そして、これが一番 大事なのですが、、
③「これしかやらなくていい」 そう、感じてもらうこと。
そのために、このツールが必要になります。
「相談支援」というのは、「減らす」作業です。
抱えているものを 一度 降ろしてもらって、
それから 大事なものを選別して
それだけを また抱えてもらうこと です。
僕が、よく このブログでも書いている「断捨離」と同じ発想 なのです。
見えなければ、減らすことは できません。
口頭で話し合うだけであれば、見えているものは、おそらく 全く違うはずです。
「適切な道具」を使えば、なんでも うまくいくものです。
「職人さん」のように「道具」にこだわり、選び、使いこなす。
これが 相談支援のコツ なのです。げんき)