その775)「スモールステップ」の「スモール」とは「大きい」という意味なのです。

 

 

 

 

「スモールステップ」という言葉が、あります。

 

 

大きなものを小さくして、少しずつ行うこと。

 

 

最初から大きなことはできない。まずは小さく分解して 少しずつ。

 

 

 

という意味です。

 

 

 

 

みなさんも耳にしたことがある言葉だと思います。

 

 

僕も、支援の際には、必ずこの「スモールステップ」を使っています。

 

 

 

 

 

「先生、今回、スモールステップで、最初にこれをやろうと思います。

 

最初のステップは、これでもいいですか?」

 

 

よく、こどもたちの支援を行うスタッフの方から 質問されることがあります。

 

 

 

 

そこで、気づくこと。

 

 

 

それは、「スモールすぎると成果は出にくい」 ということです。

 

 

 

 

 

「スモールステップ」のいう「スモール」。

 

 

それは「大きい」という意味 なのです。

 

 

 

 

 

 

僕の「支援のマトリックス」を書いて説明しますね。

 

 

 

人が行動を起こすためには、この4つの項目が関連します。

 

 

 

★それをやることは「簡単」なのか、「大変」なのか。

 

 

★それをやることで「喜びは大きい」のか、「小さい」のか。

 

 

この4つです。

 

下の図のようなマトリックスになります。

 

 

 

 

さて、この中で、最も成果が出る部分とは どの部分になるでしょうか?

 

 

それは、下のようになります。

 

 

 

 

 

 

「簡単で、なお且つ 喜びが大きいこと」

 

 

 

これが 一番 成果が出やすいものです。

 

 

 

 

 

 

では、一番 成果が出にくいものといえば、

 

「やるのが大変で、なお且つ 喜びも小さいもの」 です。

 

 

 

 

ここだと、どうしても やる気も起こらないですし、

 

行ったとしても、やる気が続かずに、「もうしたくない・・」そうなってしまうのです。

 

 

 

 

「簡単に取り組めて、喜びが大きいもの」

 

 

それが、「スモールステップ」の最初の一歩なのです。

 

 

 

 

 

 

 

最初の1歩は、おそらく誰もが「簡単なもの」を選びます。

 

大切なのは、その次の「喜びの大きさ」です。

 

 

 

 

 

 

「喜びの大きなもの」を いかに選ぶことができるか、

 

「スモールステップ」が、うまくいくかどうかは

 

 実は、「そこ」にかかっているのです。(げんき)