その778)「支援の会議」は、すべて「10分」と決めています。

 

 

 

「先生、、いつも会議の時間が長いのですが、、最終的に結論が出ないんですね、、

 

出ても、、うーーん、とりあえず、、というか 結論が強引というか、、

 

会議というのは、こんな感じでいいんでしょうか??」

 

 

 

 

支援についての「ケース会議」が終わった後の先生が、相談室にいらして

 

ため息まじりに、こう お話されていました。

 

 

 

 

「会議」

 

ちょっとしたミーティングであれば、10分、15分という時間でも 特に異論はない

 

ようなのですが、、

 

 

 

 

「会議」特に「支援についての会議」となると

 

 

なぜか、、30分 または 1時間 単位 で設定されることが多いと思います。

 

 

 

理由は、簡単 です。

 

 

 

① 集まる移動時間と同程度の時間を設定しなければならない。

 

② 短い時間だと結論まで至らない。

 

 

 

そう、「思い込んでいる」からです。

 

 

 

 

 

 

「支援の会議」となると、様々な方が、離れた場所から集まることが多く、

 

初めての方(初対面)が、いらっしゃる場合もあります。

 

 

 

移動に、30分かけて来て、「10分の話し合い」だと、

 

やはり、申し訳ない、、そう思い込んでいるからです。

 

 

 

 

また、人は、「大事な決断には、時間をかけなければならない」

 

そう、思い込んでいます。

 

 

 

 

だから、

 

「時間」を少し長めに設定をして「結論」までの道筋をゆっくり取りたい。

 

 

 

だから、「会議」は長くなるのです。

 

もちろん、そうやって出てきた「結論」も「時間に見合ったもの」と言えるかどうか わかりません。

 

 

 

 

ただ、、色んな「考え」や「やり方」があるので、それはそれで良いかと思います。

 

 

 

 

 

僕の所では、「会議」については、「ルール」を設けています。

 

 

 

「1テーマ、10分」 という 「ルール」です。

 

 

 

「10分」では難しい場合でも、「15分」がMaxです。

 

 

 

 

保護者の方の面談には、45分から長ければ90分の時間を設定しているのに、

 

「会議」は、10分~15分 です。

 

 

それは、「会議」を細かく分解しているからです。

 

 

 

 

「会議」は、3つから 構成されています。

 

 

 

「相談」・・こんなことが起こっています。どうしたらいいでしょうか?

 

「アイデア」・・こうした方法があります。みなさんの意見はどうですか?

 

「結論」・・それでは今回、これでいきましょう。役割はこれでいきましょう。

 

 

 

という3つです。

 

 

 

 

この中の「相談」と「アイデア」は、日々の生活の中に落とし込まれています。

 

 

大事なのは、最後の「結論」の部分 だけです。

 

 

 

これを関係する先生が、集まって確認する。

 

 

これが、「10分会議」の内容 です。

 

 

 

 

 

これを行うためには、日頃から

 

 

①「相談できる環境」が出来上がっていること。

 

②「他者の考えを完全に信頼する」土台が出来上がっていること。

 

これが必要になります。

 

 

 

 

 

「先生の考えを、完全に信頼していますよ。」

 

 

 

それがあれば、「10分」だって、可能なのです。(げんき)