その779)保育者の目の凄いところは「行動」から「思い」を読み取る力

 

 

 

 

保育者が、こどもたちを見ているとき、先生は あまり意識していないようですが、

 

 

無意識に行っていること があります。

 

 

 

 

それは、「行動から心理を読むこと」 です。

 

 

「行動」から、その背景にある「思い」を読み取っています。

 

 

 

こどもたちが 楽しく遊んでいるのを ただ、ただ、見ている、、、わけではないのです。

 

 

 

 

 

大ちゃんが、今 絵本を取りに本棚に向かったのは、

 

「本を読んで欲しい」わけではなく、今、本棚から本をもって走っていった

 

浩一郎くんの「行動」を マネしたいんだ。

 

 

 

 

 

 

かずちゃんが、外に出かけるときに、くつを振る仕草を、必ずするのは、

 

くつの中に、小石が入っていないかを確認しているのではなく、

 

外に出られて嬉しいという「表現」をしているんだ。

 

 

 

 

 

そうした「思い」を読み取りながら、こどもたちの「行動」をみています。

 

 

 

もちろん、毎回 意識していては、疲れてしまいます。

 

 

だから、「無意識」のうちに 行っているのです。

 

 

 

 

 

保育士の先生とお話をしていると、

 

 

「こどもたちのことを 本当によく見ているよね」と思うことが しばしば です。

 

 

 

 

「見ている」というのは、「行動」ではなく「こころ」です。

 

 

 

 

「こどもを見る」というのは「こころを見ること」だからです。

 

 

 

それが、しっかりと 無意識の中にあるのが、保育者の凄いところ なのです。

 

 

 

 

 

 

 

こどもの支援や 保護者の支援を

 

外部の機関や園外の専門家が行う際に、一番 大切なこと。

 

 

 

 

それは「保育者の話をしっかりと聴くこと」です。

 

 

 

 

 

「行動」は、その場の雰囲気よって 変わります。

 

ただ、、

 

その背景にある「思い」は、そうそう変わることは ありません。

 

 

 

 

 

「保育者が見ているもの」が「支援」の際には、一番役に立つのです。(げんき)