その791)「ご指導下さい」とは、「褒めてください」なのです。

 

 

 

先日、ご相談にいらした先生から、

 

「聞いてください、ある方から『私の悪い点があれば、どんどん指摘して欲しい』と

 

言われたので、何度かアドバイスをしたのですが、切れられてしまいました。。。

 

どういうことなのでしょうか?どうしたらよかったのでしょうか??」

 

 

というご相談を頂きました。

 

 

 

 

 

 

「悪いところを指摘して欲しい」「ご指導頂きたい」

 

 

そういう場面というのは、日常でもよくみかける場面です。

 

 

 

もし、相手の方がおっしゃるように、悪い点を指摘していくと

 

もちろん、関係は壊れます。

 

 

 

なぜなら

 

 

「ご指導下さい」とは、「褒めてください」という意味だからです。

 

 

 

 

 

 

悪い点を見つけてください、、ではなく、

 

良いところを褒めてください という意味なのです。

 

 

 

 

 

では、なぜ「悪い点」という表現をするのでしょうか?

 

 

 

 

「悪い点はないですよ。 あと、●●がつくと 本当に最高ですよね。」

 

 

のように、「悪い点はない」という言葉を 人は聞きたいからです。

 

 

 

「悪い点はないですよ、あと、こうした部分がプラスされると

 

さらに良くなりますね、そうなると最強ですよね!!。」

 

 

が欲しいのです。

 

 

 

 

 

くれぐれも、注意しなければならないのは、

 

 

 

「あと」です。

 

「でも」ではない点です。

 

 

 

「悪い点はないです。でも、、●●」だと

 

 

 

相手のこころの中では、「結局、悪い点 あるじゃん・・」

 

という思いが どこかに浮かんできます。

 

もちろん、口に出すか、出さないかの問題ですが、脳には必ず浮かんできます。

 

 

 

 

それと、もう一つ、

 

「プラス」という点です。

 

「改善すると」や「良くすると」ではない 点です。

 

 

 

 

今のあなたに、プラスされるとだと、スーッと心に入ってきますが、

 

 

 

ここを「改善すると」や「良くすると」だと、、

 

こころの中では、「やっぱり、良くないじゃん、、」が浮かんでくるのです。

 

 

 

 

 

人は、誰でもそうですが、

 

「自分の頑張りを認めて欲しい」「自分の努力を誉めて欲しい」

 

 

そう思うものなのです。(げんき)