先日、ご相談にいらした先生から、
「聞いてください、ある方から『私の悪い点があれば、どんどん指摘して欲しい』と
言われたので、何度かアドバイスをしたのですが、切れられてしまいました。。。
どういうことなのでしょうか?どうしたらよかったのでしょうか??」
というご相談を頂きました。
「悪いところを指摘して欲しい」「ご指導頂きたい」
そういう場面というのは、日常でもよくみかける場面です。
もし、相手の方がおっしゃるように、悪い点を指摘していくと
もちろん、関係は壊れます。
なぜなら
「ご指導下さい」とは、「褒めてください」という意味だからです。
悪い点を見つけてください、、ではなく、
良いところを褒めてください という意味なのです。
では、なぜ「悪い点」という表現をするのでしょうか?
「悪い点はないですよ。 あと、●●がつくと 本当に最高ですよね。」
のように、「悪い点はない」という言葉を 人は聞きたいからです。
「悪い点はないですよ、あと、こうした部分がプラスされると
さらに良くなりますね、そうなると最強ですよね!!。」
が欲しいのです。
くれぐれも、注意しなければならないのは、
「あと」です。
「でも」ではない点です。
「悪い点はないです。でも、、●●」だと
相手のこころの中では、「結局、悪い点 あるじゃん・・」
という思いが どこかに浮かんできます。
もちろん、口に出すか、出さないかの問題ですが、脳には必ず浮かんできます。
それと、もう一つ、
「プラス」という点です。
「改善すると」や「良くすると」ではない 点です。
今のあなたに、プラスされるとだと、スーッと心に入ってきますが、
ここを「改善すると」や「良くすると」だと、、
こころの中では、「やっぱり、良くないじゃん、、」が浮かんでくるのです。
人は、誰でもそうですが、
「自分の頑張りを認めて欲しい」「自分の努力を誉めて欲しい」
そう思うものなのです。(げんき)