今日は、職場で簡単にできる「園内研修」の作り方をご紹介いたします。
この研修のテーマは、「職員間の理解を深める」です。
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保育の現場では、様々な勤務のシフトがあり、なかなか みんな揃って
研修や勉強会を行う機会は、少ないと思います。
また業務の関係で、それほど 長い時間を作ることも 難しいのが現状です。
でも、、何か行わないと、、そう感じた時に、
それぞれの園で工夫して、実施できるように 簡単な構成 についてご紹介いたします。
これは、実際に 僕が行っている「園内研修」の一部になります。
「職員間の理解を深める」ためには、
必ず「必要なもの」というのがあります。
それは「意外性」 です。
「新しい発見」と「新しい気づき」です。
これがなければ、相手への理解を深めることは 難しくなります。
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「へーー、そうなんだ!」
「そんなこと、考えていたんだ!」
これがあるから、相手への「理解」が深まるのです。
これが、研修や勉強会を作る上で、一番ベースにある「考え方」になります。
この研修は、全体でもいいですし、 2、3人単位に分けてもいいです。
話し合える、自分の意見を発表できる「形」を作ります。
そこで、話し合うテーマは、 3つ です。
もちろん、順番も 決まっていますので、順番通りに実施してください。
その3つのテーマは、
① やりたいこと
② できること
③ やらなければならないこと
この3つについて、意見や考えを発表します。
順番は、この①から③に沿って順番通りに行います。
まずは、①やりたいこと について それぞれが自分の思いを話します。
内容は、できれば保育や仕事以外の 本当に自分が「好きなこと」「やりたいこと」を伝えます。
「アメリカを自転車で走ってみたい」
「クライミングをやってみたい」
「料理教室に通いたい」 など なんでも いいのです。
日頃、考えているけれど、話したこともないような 自分の夢や理想を伝えます。
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そうやって 自分のやりたいことを 発表していくと
周囲の先生から、「へーー、そうなんだ!!」という声があがります。
そして、周囲の先生には、新しい気づきや発見が生まれます。
今度は、②できること についての発表です。
これは、①のように 自分で自分の意見を発表するという形よりも
他の人のできることを見つけて、発表するというイメージです。
横の人について発表してもいいですし、全員で意見を述べてもいいです。
「〇〇先生は●●を、とても器用に作れるところが凄いと思います。」
「▲▲先生は、保護者に対しての、お話の仕方が上手だと思います。」
そんな感じで、他の先生が「できるなあ」と感じることを 発表していきます。
そこでは、「へーー、そうなんだ、自分では気づかなかった」という
自分自身に対しての「新しい発見」や「気づき」が見つかります。
そして、最後が ③やらなければならないこと です。
ここは、自分たちが 今やらなければならない
保育の場でやることについて、意見を発表します。
「今、これをやらないといけないと感じています。」
「この点が、とても気になるので、早く対応したいと思います。」
そうした「やらなければならないこと」を それぞれが発表します。
もちろん、それについて、他の先生が「意見」や「アドバイス」をしても構いません。
今抱えている仕事の「不安」や「問題」について発表する時間を作ります。
以上が、おおまかな研修(勉強会)の流れになります。
通常の勉強会では、③のみ の場合が多いようです。
それだけを実施すると 個人個人の意見は出ますが、なかなか相手の意見を理解する
そんな下地は出来ていないので、意見のぶつかり合いとなり、最終的にまとまらずに、
結論も出ないことが多くなります。
これを ①から③の順番に沿って 行うと
最初に「他者に対する新しい気づき」が生まれているので、
相手の意見が、今までと「違った形」に見えてきて、
「相手を理解しようとする姿勢」が生まれるから、不思議です。
「職員間の理解を深める」
そのためには、「新しい気づき」が 必要なのです。(げんき)
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園長先生から「実施後」にもっとも効果が高かったと好評だった!!!