その797)年長さんの2月、3月の「学校に行きたくない不安」は、「1:3:6」で自信を持たせる。

 

 

 

今年度の研修が、年度末になってきたので、まもなく終わります。

 

(まだ、ぎりぎり3月30日(土)まで ありますが。。)

 

 

 

この時期は、保育所からのご相談。

 

特に、保護者の方からのご相談が増える時期です。

 

 

 

というのが、、

 

 

まもなく卒園を迎える、新しく1年生になるこどもたちのご相談

 

 

 

 

「小学校に行きたくない不安」

 

 

 

が、増える時期 だからです。

 

 

毎年、この時期に多く頂く ご相談内容が、この「不安」についてのご相談です。

 

 

 

 

「不安がある」

 

 

 

これに打ち勝つ方法は、1つしかありません。

 

 

それは、「自信を持つ」ということです。

 

 

 

 

ただ、、誤解があるのが、よく「学校に行きたくない不安」があるから、

 

 

「学校に行けるような自信を持たせる」

 

 

そう、、、考えがちなのですが。

 

 

 

「学校に行きたくない不安」があるのに、

 

「学校に行けるような働きかけ」をすると

 

逆に、「不安」は高まります。

 

 

 

その発想は、一度、「取り除くこと」が大切です。

 

 

 

 

それは、「自信」は「こころの中で」つながっている からです。

 

 

 

 

大人でもそうですが、会社で 何か評価されて褒められたとき

 

 

嬉しくなって、なんだか自信が湧いてくる。 そうすると、、

 

 

「よし、帰ったら 家事も頑張ろう!」

 

「よーし、習い事の講座の予約をして、春から自分を磨くぞ!」

 

 

という気持ちになります。誰でも経験あるかと思います。

 

 

 

それは、こころの中で、「自信」は、

 

「仕事の自信」「家事の自信」「趣味の自信」というように、

 

ジャンルごとに、分かれているわけではないから です。

 

 

 

こころの中にあるのは、「たった一つの自信」というかたまりがある だけ。

 

「自信」は、つながっているのです。

 

 

 

 

「学校に行きたくない不安」

 

 

 

この「不安」に打ち勝つのは、

 

 

その子が好きなことや上手にできたことを

 

「褒めて、自信を持たせてあげる」こと です。

 

 

 

褒める内容は、なんでもかまいません。

 

 

 

保育所で、褒められたことに対して、お家で さらに褒めてあげ、自信をもたせてあげる。

 

上手に絵がかけたり、得意なことがあれば、それを褒めてあげ、自信をもたせてあげる。

 

 

それが、一番 です。

 

 

 

「学校に行く」に関する話は、できる限り避けることです。

 

 

 

 

そうやって、

 

「得意なこと」「好きなこと」を褒められることで、

 

自分の中に、「自信」が湧いてくると、

 

こどもたちの中に、

 

「よし、学校に行くぞ」という「自信」が自然に生まれるのです。

 

 

 

 

 

 

 

「学校に行く自信」を持たせるのではなく、

 

「得意なこと」「好きなこと」を褒めて、それについて「自信を持たせる」

 

 

そうすることで、自然に、意図していない「学校に行く自信」が生まれます。

 

 

 

 

 

もっと、細かい「セラピー技術」をお教えすると そのタイミングは

 

 

 

「1:3:6」のタイミングで、褒めてあげることです。

 

 

 

 

 

 

「不安」を口にした日から、

 

 

1日(翌日)に、1回。

 

3日(3日目)に、1回。

 

6日(6日目)に、1回。

 

 

くらいのタイミングで、行うと

 

 

僕が行っている経験上では、自信が生まれるのは、早いようです。

 

 

 

早い子では、1週間後には、なんとなく「学校に行く」話ができるようになりました。

 

 

 

もちろん、こどもたちによって、そのペースは違います。

 

 

 

僕が行っているやり方ではありますが、何かの参考になれば嬉しく思います。(げんき)