その798)この人は「未来の話」が多いのか、「過去の話」が多いのか

 

 

 

「人の話を聞く際に、先生は、どんな点を注意して聞いていますか?

 

何か、人の話を聞くポイントのようなものがありますか? 

 

聞き方のコツを教えてください。

 

その後って、どんなアドバイスしていますか? 

 

アドバイスのコツを教えてください。」

 

 

 

たぶん、学生の方だと思うのですが、ご質問のメールを頂きました。

 

 

※現在、「学生の方からのご質問メール」は中断しております。

今、まだ 未回答のご質問が、200以上あるため、随時 みなさんにはメールで返信して

ます。新規の受付・再開は、もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。(げんき)

 

 

 

 

 

人の「話」というのはたとえ それが どんな内容であっても

 

大きく分けると、2つに 分かれます。

 

 

 

それは、「未来の話」か、もしくは「過去の話」

 

 

その2つ です。

 

 

 

もちろん、「今(現在)の話」もあります。

 

 

「今、こうしています。」や「今、こんな状態です。」

 

のような「今に関するお話」です。

 

 

 

この「今の話」は、一番 大事なので、最後の判断に使います。

 

 

 

 

僕は、ノートを取れるような面談だと、 下の図のように真ん中に1本線を引いています。

そして、話を伺いながら、下のように 「未来の話」と「過去の話」に分けて

 

メモを取っています。

 

どちらがいいとか、悪いとか 判断するためではなく、

 

あくまでも、「量」が知りたいために、振り分けをします。

 

 

 

 

そして、「未来の話」が多いのか、「過去の話」が多いのか、

 

それを 確認した上で、

 

「今の話」を もう一度、確認しています。

 

 

 

 

 

★「過去の話」が多い人の場合、「過去の話」×「今の話」=●●●

 

☆「未来の話」が多い人の場合、「未来の話」×「今の話」=〇〇〇

 

 

のような感じです。 形に表すとすると、、。

 

 

 

 

 

 

これで、何が判断できるのか、

 

 

 

それは、「アドバイスをしたらいいか、どうか」です。

 

 

「アドバイスを求めているか、どうか」を判断しています。

 

 

 

 

「未来の話」が多い人は、「次のアクション」に意識が向いています。

 

つまり、「アドバイスを受け入れる」スペースが こころの中にあります。

 

 

 

「過去の話」が多い人は、「過去に対する評価」を求めています。

 

つまり、「アドバイス」ではなく、「評価」を求めています。

 

 

 

 

 

ここに、「今の話」が、

 

「積極的で前向きな行動」か、「現状仕方なく行っている行動」か

 

が加わると、

 

 

 

①「アドバイス」×「新しいもの」

 

②「アドバイス」×「現在の修正」

 

 

③「評価」×「新しい視点」

 

④「評価」×「捉え方の修正」

 

 

という 4つのパターンに振り分けられます

 

 

 

 

こんな感じで、話を聴きながら、自分の中で 相手の方が求めているものを

 

決定しています。

 

 

 

人は「自分が求めているもの」を、

 

「言葉で確認したい」という欲求を持っています。

 

 

 

 

 

それを知るためには、やはり「考えながら聴くこと」が大切なのです。(げんき)